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山口県萩市 離島医療を支援する遠隔画像診断システム整備事業

事業概要

事業名称
離島医療を支援する遠隔画像診断システム整備事業
事業概要
山口県の日本海側に面している萩市は、見島、大島に見島診療所、大島診療所を設置し、それぞれ島民に欠かせない保健・医療サービスを提供している。
天候によっては本土と隔絶されてしまう離島診療所に医用デジタル画像を生成・送受信できる環境を整備し、萩市民病院が画像診断・症例相談などの遠隔医療支援を行い、離島医療を支援する。
事業費
平成21年度:14百万円
活用補助事業
ユビキタスタウン構想推進事業

主な導入結果事例

医療機関業務の効率化(残業時間の削減など)
離島診療所医師へのアンケートによると1年間で19時間40分の残業時間等が削減
他院受診のための患者負担の軽減
遠隔画像診断により、他院への受診が不要となったため、他院受診のための患者負担が軽減
患者待ち時間の短縮:182日(2日/1件)
遠隔画像診断により行った肺がん検診の件数が1年間で91件あり、診断結果の確定までの時間が短縮

実施団体としての評価

  • 天候によっては本土と隔絶されてしまう離島診療所を遠隔医療で支援することで、離島の医療を支援することを目的に環境を整備してから、1年しか経過していないため、1年ごとの比較はできないが、肺がん検診の2重読影での利用については比較的件数があり、「患者の待ち時間の短縮時間」からも一定の成果があがっていると評価する。
    また、萩市の離島診療所の医師は自治医科大学を卒業した比較的経験の浅い医師(いわゆる義務年限内の医師)が約2年ごとに配属され、離島の医療を一手に引き受ける状況の中、専門外の画像診断の際に遠隔画像診断システムにより放射線科専門医をはじめ、各専門医との相談等ができる環境を備えていることにより、医師の精神的負担軽減にも役立っていると考える。

関連資料

事業イメージ図

拡大図を見るPDF[PDF 279KB]

お問い合わせ先
情報通信部 情報通信振興課 TEL:(082)222-3325
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