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「北海道起業家甲子園2025」を開催
― team haruna yamaguchi(小樽商科大学)「ラップで老GO」が最優秀賞、全国大会へ!―

令和7年12月17日up
集合写真
 

 北海道総合通信局(局長 和久屋 聡(わくや さとし))は、令和7年11月29日(土曜日)、HOTnet共創空間Akallabo(札幌市中央区)にて「北海道起業家甲子園2025」を開催しました。

和久屋局長
和久屋局長より主催者代表挨拶
 
開会式の模様
開会式の模様

 12回目となる今大会には19件の応募があり、1次審査を通過した9チームのファイナリストが登壇。
 各チーム、社会課題や地域課題解決に向けて、ICTを利活用した様々なビジネスプランで競い合いました。

 
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ピッチ模様
ピッチ模様

 参加者たちの熱いピッチが繰り広げられ、審査員からも実に悩んだという声があがりました。厳正な審査の結果、認知症予防のための高齢者向けラップ作曲体験アプリ「ラップで老GO」を発表した、小樽商科大学の「team haruna yamaguchi」がNICT賞(最優秀賞)を受賞しました。
 
NICT賞 授賞模様
NICT賞 授賞模様

 NICT賞の副賞として、令和8年2月に米国カリフォルニア州での「シリコンバレーブートキャンプ(※)」参加権、同年3月10日に東京で開催予定の「起業家甲子園」(全国大会)出場権が付与されました。加えて、全国大会までの間、この度の審査員でもあり、NICT ICTメンタープラットフォーム メンター 福野 泰介 氏(株式会社jig.jp取締役 創業者)による伴走支援を通じて、ビジネスプランをブラッシュアップいただきます。
 (※)全国各地で開催された連携大会において、「NICT賞(起業家甲子園出場権)」を獲得した学生チームの代表者を米国シリコンバレーに派遣する「シリコンバレー起業家育成事業」。自らのビジネスプランのブラッシュアップ、また、参加者同士の交流を深めること等を目的に、現地の起業家等による講演やピッチ演習を実施予定。

 また、優秀賞3賞の受賞チームは以下のとおりです。
 
北海道総合通信局局長賞 受賞
チームさやさや
(北海道科学大学・北海学園大学・北海道情報大学)
北海道総合通信局局長賞 受賞 チームさやさや
 
HMCC賞 受賞
チーム Hapi Fure
(東神楽町立東神楽中学校)
>HMCC賞 受賞 
    チーム Hapi Fure<br />
 
北海道テレコム懇談会会長賞 受賞
チームSATSOIL
(北海道大学大学院卒・北海道大学・北海道科学大学)
北海道テレコム懇談会会長賞 受賞<br />
    チームSATSOIL<br />
    (北海道大学大学院卒・北海道大学・北海道科学大学)
そのほか、協賛賞は以下のとおりです。
 
AWL賞
チーム Gurdian Of Sigma
(北海道情報専門学校)
Infiniteloop賞
チーム スポドリカム
(市立札幌開成中等教育学校)
AWL賞
チーム Gurdian Of Sigma
(北海道情報専門学校)
Infiniteloop賞
チーム スポドリカム
(市立札幌開成中等教育学校)
内田洋行北海道支店賞
チーム Liners
(日本工学院北海道専門学校・
北海道ニセコ高等学校)
NTTドコモ北海道支社賞
チーム さやさや
内田洋行北海道支店賞
チーム Liners
(日本工学院北海道専門学校・北海道ニセコ高等学校)
NTTドコモ北海道支社賞
チーム さやさや
NTT東日本賞
チーム スポドリカム
さくらインターネット賞
チーム SATSOIL
NTT東日本賞
チーム スポドリカム
さくらインターネット賞
チーム SATSOIL
ジェイコム札幌賞
チーム Liners
jig.jp賞
チーム Hapi Fure
チーム Liners
チーム Hapi Fure
メディア・マジック賞
チーム Hapi Fure
 
チーム Hapi Fure
 審査員を代表し、福野メンターからは「この30年のインターネット普及により社会は大きく変化し、これからも変わり続ける。ネットを通じて世界が拡がり、多様な選択肢を持つことができる時代。孤独を感じる高齢者のみならず、不登校の子どもたちには学校以外にも様々なコミュニティがあることを知ってもらうことが重要。スタートアップ企業は、世の中に無いビジネスモデルで社会を変革する力を持ち、若い皆さんは未来の社会を変えていく可能性が高い。これからも自分の信じる道を進んでほしい。大人たちは皆さんの挑戦を全力で応援する」とのコメントをいただきました。
 
福野メンター講評
福野メンター講評

 当日の審査時間を利用して、ゲストスピーカーに北村 もあな 氏(Floatmeal株式会社 代表取締役CEO)を迎え、トークセッションも開催しました。
 
トークセッション

 冒頭、浮草(ウォルフィア)を活用した持続可能なタンパク質生産の取り組みを紹介いただき、セッションでは、北村さんが大学2年時に、浮草を研究していた同じ大学の仲間に出会ったことをきっかけに、地球温暖化解決や食糧危機問題への関心を持ちながら、修士1年時に現在の会社を起業したこと。起業の初期段階での資金調達の苦労やモチベーションの維持方法や、商品開発のアイデアは他者との交流から得られることを強調され、北村さんは「自ら選んだ道を正解と決断する姿勢が大切」と語りました。
 
北村さん 北村 もあな 氏
 今年の大会の特徴として、生成AIを取り入れた革新的なプランが続々と登場しました。生成AIが日常に溶け込み、新しい価値を生み出す時代を感じさせます。また、例年に比べ、他校との混成チームが増えました。異なる強みを持つメンバーが協力し合うことで、ビジネスプランの質がさらに高まり、より実践的で洗練された内容に仕上がっていました。メンバー自身の努力に加え、ご家族や指導者による細やかなサポートも欠かせない要素だったと考えます。
 当局では、今後も道内のスタートアップ人材育成・発掘のため引き続き支援してまいります。

※大会の詳細は、北海道起業家甲子園ページをご参照ください。
 https://www.soumu.go.jp/soutsu/hokkaido/D/kigyokakoshien.html
■北海道起業家甲子園2025
・日時 令和7年11月29日(土曜日)13時から17時
・会場 HOTnet共創空間 Akallabo(札幌市中央区北2条西4丁目 札幌三井JPビルディング14F)
     及びオンライン(YouTube Live)
・プログラム
  • 開会、主催者代表挨拶(北海道総合通信局長 和久屋 聡)
  • ビジネスアイディアピッチ(各チーム7分ピッチ、質疑応答5分)
  • トークセッション『起業について、一緒に話してみよう』
    講師:Floatmeal株式会社 代表取締役CEO 北村 もあな 氏
  • 表彰式
  • 審査員講評(NICT ICT Mentor Platformメンター 福野 泰介 氏)
  • 閉会挨拶(北海道テレコム懇談会 会長 山本 強)、閉会
・審査員
 
氏 名 所属・役職
里見 英樹 株式会社メディア・マジック 代表取締役
滝田 陽介 国立大学法人北海道大学 産学・地域協働推進機構
スタートアップ創出本部 スタートアップ支援部門長 特任准教授
福野 泰介 株式会社jig.jp取締役 創業者
公益財団法人IchigoJam財団 代表理事
NICT ICTメンタープラットフォーム メンター
吉田 博紀 株式会社インフィニットループ 取締役
AutoVR株式会社 代表取締役












・受賞結果
受賞結果 チーム名・所属 プラン名・プラン概要
NICT賞 team haruna yamaguchi
小樽商科大学
認知症予防のためのラップで老GO
認知症予防と創造性を促進するための、高齢者向けのラップ作曲体験アプリ
北海道総合通信局長賞
NTTドコモ北海道支社賞
さやさや
北海道科学大学
北海学園大学
北海道情報大学
Process Note
クリエイターが制作過程を記録・共有できるSNS連携型ノートアプリ
HMCC賞
jig.jp賞
メディア・マジック賞
Hapi Fure
東神楽町立東神楽中学校
HapiFure
不登校の子どもたちが安心して交流できるオンラインコミュニティアプリ
北海道テレコム懇談会長賞
さくらインターネット賞
SATSOIL
北海道大学大学院卒
北海道大学
北海道科学大学
営農指導支援プラットフォームSATSOIL
衛星からの土壌データとAIを活用し、農業の効率化と持続可能性を支援する営農支援プラットフォーム
AWL賞 Guardian Of Sigma
北海道情報専門学校
Safe Gear Monitor
自転車の安全運転を支援するウェアラブルデバイス
事故防止と保険連携を視野に
Infiniteloop賞
NTT東日本賞
スポドリカム
市立札幌開成中等教育学校
ARスポドリカム
AR技術を活用し、スポーツ指導者不足を補うトレーニング支援アプリ
内田洋行北海道支店賞
ジェイコム札幌賞
Liners
日本工学院
北海道専門学校
北海道ニセコ高等学校
地域特化型情報流通・コミュニティ形成PF
「ニセコネクト」の展開
地域内の情報格差を解消する、地域特化型情報流通・コミュニティ形成アプリ
株式会社TackMore
公立はこだて未来大学
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デジタル名刺でつなぐ、次世代の出会い体験

デジタル名刺とNFC技術を活用し、環境負荷を減らしつつ柔軟なプロフィール管理を実現
1st PENGUINS
北海道情報専門学校
AED 使用同意及び救命措置最適化ソフトウェアLIVSENT
AED使用時の同意取得と救命処置の最適化を支援するソフトウェア
<参考資料>
・北海道起業家甲子園2025を開催
 −1次審査通過9チーム発表・オンライン観覧者募集−(令和7年11月14日 当局報道発表)
  https://www.soumu.go.jp/soutsu/hokkaido/2025/1114.html
 
・「北海道起業家甲子園」ページ(北海道総合通信局HP)
  https://www.soumu.go.jp/soutsu/hokkaido/D/kigyokakoshien.html

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