【関東総通】e-コムフォKANTO
令和4年12月6日
関東総合通信局
第2回関東放送シンポジウム「ラジオによる地域社会への貢献」を 開催
総務省関東総合通信局(局長:新井 孝雄(あらい たかお))は、一般社団法人日本コミュニティ放送協会関東地区協議会(会長:鈴木 伸幸(すずき のぶゆき))との共催により、令和4年12月5日(月曜日)に、ラジオによる地域社会への貢献をテーマにしたシンポジウムをオンラインで開催しました。
1 概要
ラジオは、放送開始から長らく国民に身近なメディアとして存在しています。2回目となる本シンポジウムにおいても、産学官の皆様とともに、「災害時の役割」や「地域活性化」などの観点でのラジオによる社会貢献事例を通じて、「ラジオの存在意義」を見つめ直す機会として開催いたしました。
2 基調講演
「大規模災害時のラジオの役割」
武蔵大学 社会学部メディア社会学科 教授 松本 恭幸(まつもと やすゆき)氏から、東日本大震災、熊本地震の被災地での災害放送のフィールド調査を基に、大規模災害時におけるラジオの役割や臨時災害放送局に関する運営上の課題について、ご講演いただきました。
3 講演
- 災害時におけるラジオ局との連携協力について
神奈川県くらし安全防災局危機管理防災課 応急対策グループリーダー 上平 義樹(うえひら よしき)氏から、神奈川県の防災対策及び防災情報発信時のラジオの活用等について、ご講演いただきました。
- 心がつながる声の橋「今日どう?(協働)」
西東京市ゆめこらぼ センター長 小松 真弓(こまつ まゆみ)氏 及び にしにしnet. 副代表 山田 益己(やまだ ますみ)氏から、「NPO法人、地域住民、自治体並びにラジオ局」の協働による「コミュニティの活性化」への取り組みについて、ご講演いただきました。
- 新しい産学連携のカタチラジオを架け橋に地域の若年層を応援
株式会社武蔵境自動車教習所営業部 小林 良太(こばやし りょうた)氏から、自動車教習所とコミュニティ放送局との連携による地域の若年層を応援する取り組みについて、ご講演いただきました。
- 関東地域における臨時災害放送局の効果的な開設・運用について
関東総合通信局放送部放送課 課長補佐 奥野 一人(おくの かずひと)から、周波数が逼迫する関東地域における、放送大学FM放送跡地を利用した臨時災害放送局の運用に関する課題や解決へ向けた取り組みについて説明がありました。
4 パネルディスカッション
基調講演を行った松本 恭幸(まつもと やすゆき)氏をモデレーターとして、講演者5名とパネルディスカッションが行われました。平時と災害時それぞれにおけるラジオの役割や今後の展望などに着目して議論が交わされました。
関東総合通信局は引き続き、地域の社会課題の解決や放送業の発展に資する内容をテーマとしたイベントを企画してまいります。
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