報道資料
平成28年3月24日
九州総合通信局
「小電力無線システムの高度化に関する調査検討会」報告書の公表
−地域コミュニティ無線の実現に向けて−
九州総合通信局[局長:丹代 武(たんだい たけし)]は、「小電力無線システムの高度化に関する調査検討会」[座長:熊本大学教授 福迫 武(ふくさこ たけし)]を平成27年5月から開催し、新たな地域コミュニティ無線の実用化に向けた検討を行いました。
この度、同調査検討会ではその結果を報告書として取りまとめましたので公表します。
1 調査検討の背景・目的
少子高齢化の急速な進行に伴い、独居高齢者の見守りや徘徊老人等の位置確認ができ、地域のコミュニケーションに利用できる簡便で安価な情報伝達手段が望まれています。
そこで、本調査検討会では、位置検知や状況確認機能を備え、住民間の通話が可能で、無線局免許や無線従事者資格が不要な無線通信システム「地域コミュニティ無線」の実現に向けて検討を行いました。
【「地域コミュニティ無線」の利用シーン】
2 調査検討の内容
本調査検討会では、これらのニーズに対応可能な地域コミュニティ無線について、ニーズ調査を踏まえ必要な機能を整理した上で、試作機による実証実験により使用する周波数帯・空中線電力や既存システムとの周波数共用等について検討し、技術的条件を取りまとめるとともに、機能を絞った簡単操作の端末をラインアップすることなど普及に係る提言を報告書として取りまとめました。
3 小電力無線システムの高度化に関する調査検討報告書
4 今後の予定
本検討会の検討結果については、制度化に向け、情報通信審議会情報通信技術分科会陸上通信委員会報告「小電力の無線システムの高度化に必要な技術的条件」のうち「特定小電力無線局の高度化に係る技術的条件」に反映されています。
【参考】報道発表資料
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