都道府県や市区町村では、統計調査員として、統計に関して理解と熱意を持って、国が実施する統計調査の業務に従事してくださる方を広く募集しています。
統計調査員の募集に当たっては、通常、統計調査員の仕事を希望される方を、都道府県や市区町村の統計調査を担当する部署に登録していただく方法を採っています。
都道府県や市区町村では、登録に当たって、統計調査員の仕事を希望される方に対して、面接を行い、統計調査の業務に従事できる期間や時期、希望する区域などをお聞きしています。(統計調査員の仕事を希望して登録された方を「登録調査員」といいます。)
現在、登録調査員には、都道府県や市区町村の広報誌やインターネットのホームページなどによる公募に応募していただいた方のほか、統計調査員や統計調査員経験者などから推薦をいただいた方がおられます。
登録調査員は、統計調査が実施されるごとに、国又は都道府県から統計調査員として任命され、調査票の配布、回収や回収した調査票の点検、整理などの業務に従事していただくことになります。
上記の登録調査員を含め、統計調査員の募集について関心をお持ちの方は、それぞれの都道府県、市区町村にお問い合わせください。
※総務省では、都道府県や市区町村において、国などが実施する統計調査の仕事に従事する統計調査員になっていただく方をあらかじめ確保するため、統計調査に従事することを希望される方に登録していただくよう、統計調査員確保対策事業を実施しています。
統計調査員の仕事を希望して登録された方々(登録調査員)を対象に、統計調査員として仕事に従事した際、スムーズに仕事ができるよう、また、統計調査員としての知識や応接方法などの向上が段階的に図られるよう、以下のことを行っています。
実際に統計調査員として仕事に従事する上で必要なことについて、分かりやすく、コンパクトにまとめた「統計調査員のしおり」などを配布しています。
また、統計調査に関する実務的な情報や統計調査員の活動などについて掲載した「統計調査員通信」などの配布も行っております。
※「統計調査員のしおり」・・・統計調査のしくみや統計調査員の役割・仕事内容について、正しい知識を持って活動することができるよう解説したものです。
各都道府県や市区町村では、統計調査員に関する基礎的な知識や面接技法(統計調査員のマナー、応接方法)などの習得を目的とした研修(基礎研修、定期研修)を行っています。
ベテランの統計調査員が講師となって、統計調査に従事した経験などについて発表したり、研修に参加した登録調査員が統計調査員、調査対象のそれぞれの役割を演じて面接の模擬体験を行ったりするなど実践的な研修を行っています。
全国の登録調査員を対象に行う研修(年1回、東京都内で開催)
各都道府県において経験年数がおおむね5年未満の登録調査員を対象に行う研修(年2回) これらの研修では、統計をより深く理解していただくため、国(統計局)の職員や大学教授など有識者による講義のほか、面接技法に習熟していただくため、専門家による面接のやり方・話し方についての講義や指導の課目を設けるなど専門的・技術的な研修を行っています。
また、研修に参加した登録調査員同士による意見交換など他の都道府県の登録調査員との交流が図れるような場を設けております。
これらについては、総務省が統計調査員確保対策事業として実施しているものです。