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『平成22年度第1回地域力創造セミナー』開催概要

開催日

平成22年11月10日(水)

参加者数

36名  (自治体職員、市議会議員等)

プログラム

11:00〜11:10
主催者挨拶
総務省地域力創造グループ 地域自立応援課長 野村 善史
11:10〜12:30
基調講演
テーマ:「えがおつなげて」の活動内容について
〜中山間地における農地の再生と都市農村交流、農商工連携による農村活性化〜
講師:特定非営利活動法人えがおつなげて 代表理事 曽根原 久司 氏
12:30〜13:10
昼食(会場となっている五郎舎の地産地消料理を解説付きで体験)
五郎舎の地産地消料理の写真
13:10〜13:40
取組報告
テーマ:地域おこし協力隊に係る山梨県内での活動状況
報告者:山梨県農政部担い手対策室 室長 大島 孝 氏
13:50〜15:30
視察
「えがおファーム」ほか
えがおファームの写真えがおファーム周辺の自然環境

概要

基調講演の写真 <基調講演>
曽根原 久司 氏
 「特定非営利活動法人えがおつなげて」は、農をはじめとした地域共生型のネットワーク社会を創ることを目的に、「村・人・時代づくり」を行っている。山梨県北杜市白州町を中心に、「えがおの専門学校」など農村都市交流マネージメントコーディネーター人材育成、企業との連携での農商工連携、耕作放棄地解消活動、「えがおファーム」による農村都市交流プログラムや「えがおマルシェ」による農作物・加工品の販売等を展開している。
 都市農村交流・農商工連携から始まる農村の可能性として、「日本には地下資源はないが、地上資源は宝庫である」という視点から、地上資源の宝を活用できる技術とマネジメントと知恵を持つ人材を育成する必要性とともに、都市農村交流・農商工連携による農村資源活用によって、10兆円産業・100万人雇用の可能性があることを示唆した。



取組報告の写真 <取組報告>
大島 孝 氏
 山梨県の農業振興に向けて、担い手が育つ高収益な農業の実現とともに、魅力ある活力に満ちた農村の創造が必要である。そこで、農業振興の担い手づくりとして、新規就農者の確保・育成、企業的経営の推進、地域を支える営農活動の促進をとして、「地域おこし協力隊(農業協力隊)」事業を実施しており、その活動状況を報告した。
 今後の対応として、支援機関、隊員の聞き取りや就農計画の作成支援といった、隊員の就農定着に向けた意向の把握とともに、研修会の開催や県・市町村・JA等で構成する「ニューファーマー応援チーム」の設置といった、生産技術の習得、農地や機械の取得への支援を検討している。



視察の写真 <視察>
 曽根原氏の基調講演で紹介した『えがおつなげて』の活動フィールドである「みずがきランド」・「えがおファーム」の施設見学ならびに関係者との意見交換の後、『えがおつなげて』活動拠点における地域資源の一例として「みずがき山自然公園」を視察した。







○参加者からの声(一部抜粋)
  • 農業のみでなく、都会・企業などのニーズと農村をどのように結びつけるのかとの視点が学べた。
  • 漠然と都市と農村を結べればと思っていたものが、具体的な事例とともにはっきりとできるのだということがわかった。
  • 地域の再生には情熱を持って取り組む人の存在が大きいと痛感した。経済的課題を解決し、持続可能な活動モデルを構築できるかどうかが住民を巻き込む大きな活動に発展させるカギと感じた。
  • 自ら実践し、実績をあげながら企業との連携を図っている活動は、ものすごく説得力があった。我町でも、計画したくなった程である。地域とのとけ込み方もすばらしかった。

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