国連統計委員会は、1946(昭和21)年に国連経済社会理事会に置かれた委員会であり、毎年ニューヨークの国連本部において年次会合が開催されています。経済社会理事会で承認された付託事項に基づき、世界各国の統計の発展に向けて、次の事項について同理事会をサポートしています。
(1) 各国統計の整備及び比較可能性の向上
(2) 専門機関の統計事業の調整
(3) 事務局の中核的統計事務の整備
(4) 統計情報の収集、分析及び普及に関する全般的な課題に関する国連機関への助言
(5) 統計及び統計的手法全般に係る改善の促進
これまで、世界の全ての国々の政府統計部局が遵守すべき基準である公的統計の基本原則の採択、人口・住宅、農業、工業等に関するセンサスや国際標準となる産業分類に関する各国への勧告をまとめるなど、国際統計の発展に大きく寄与してきました。
我が国は、1962(昭和37)年以降、1970(昭和45)年から1972(昭和47)年までの3年間を除き、継続して委員国を務めています。