市場の動向

インターネット・ブロードバンド市場

ブロードバンド接続方式は、ADSL接続からケーブルモデム接続や光ファイバによる接続へ移行しつつある。ADSL接続は、2002年にテルメックスがサービスを開始した。主要事業者としては、通信着業者ではテルメックスやトータルプレイ等、ケーブル事業者ではメガカブレやカブレマス等がある。

固定ブロードバンド加入数及び加入率（2017-2021年）

出所：ITU World Telecommunication/ICT Indicators Database

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移動電話市場

主な事業者として、テルセル、モビスター、AT&Tメキシコ、ALTAN redesがサービスを提供している。

なお、2014年11月、米国のAT&Tがイウサセルを25億USDで買収すると発表、翌2015年4月に買収を完了した。更に、AT&Tは2015年1月には中南米での事業拡大に向け、ネクステルを18億7,500万USDで買収すると発表、同年4月に買収を完了した。

移動電話加入数及び加入率（2017-2021年）

出所：ITU World Telecommunication/ICT Indicators Database

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固定電話市場

主な事業者は、加入者数順で、テルメックス、メガカブレ、Bestel、モビスター・メキシコ、アクステル等である。ケーブル事業者も固定通信市場に参入しており、トリプルプレイの一環として、電話サービスを提供している。なお、メガカブレ、トータルプレイ、カブレマス、等は、VoIPサービスを提供している。

固定電話加入数及び加入率（2017-2021年）

出所：ITU World Telecommunication/ICT Indicators Database

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放送市場

地上放送

全国放送は、公共放送5系統、商業放送6系統により実施されている。商業放送は4系統をテレビサが、4系統をアステカが、1系統をイマーヘンテレビシオンが実施している。イマーヘンテレビシオンは、2015年に入札を経て免許を交付された新規事業者で、2016年10月に放送を開始した。テレビサは、2016年2月にはOTTサービスも開始した。

衛星放送

2004年まで、ディレクTVとスカイ・メヒコの2社が衛星デジタル放送を実施してきたが、2004年10月、市場の80％を占めていたスカイ・メヒコがディレクTVを吸収した。同合併は、2006年8月に完了している。その他、2008年11月に市場に参入したディッシュ・メヒコが国内32州でサービスを提供している。

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重要政策動向

「México Conectado」

国家プロジェクトの「México Conectado」により、2019年7月現在、約10万1,000の公共施設で無料ブロードバンド接続が可能。対象の公共施設は、学校、公園、図書館、病院等であり、衛星や光ファイバを通じてブロードバンド接続が提供される。当初、25万のアクセスポイント整備を目指していたが、2019年に文教施設への重点整備に変更された。

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基礎データ集

国の基礎データ

政体

連邦共和制

面積

195万8,201㎢

人口

1億2,671万

首都

メキシコシティ

公用語

スペイン語

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経済関連データ

通貨単位

1メキシコ・ペソ（MXP）＝7.19円（2022年9月末）

会計年度

1月から1年間

GDP

1兆2,728億3,933万USD（2021年）

出所：World Bank, World Development Indicators Database

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法律

通信	連邦通信放送法 等
放送	連邦通信放送法、メキシコ公共放送機構法

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監督機関

通信	通信運輸省、連邦電気通信機構、連邦経済競争委員会
放送	通信運輸省、連邦電気通信機構、内務省ラジオ・テレビ・映画管理総局、教育省

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