中国総合通信局(局長:本間 祐次)は、日本ケーブルテレビ連盟中国支部(支部長:石井 正人(岡山ネットワーク株式会社 代表取締役社長))との共催により、広島市において「ケーブルイノベーションセミナー2020」を開催しました。
本セミナーは、地域密着メディアであるケーブルテレビの原点と未来にスポットを当て、中国地域の先導的な取組事例の紹介を通じ、時代を見据えた地域戦略の在り方について探っていくことを目的に開催したもので、ケーブルテレビ事業者、自治体、施工関連企業など約80名の参加がありました。
講演の概要は以下のとおりです。
【講演内容】
1 演題「ケーブルテレビにおける近年の動向」 講演資料
講師 総務省 情報流通行政局 衛星・地域放送課 地域放送推進室 課長補佐 高山 久典
要旨
23GHz帯無線伝送システムの双方向化、放送分野のセキュリティ対策、ローカル5Gの動向等について紹介しました。
2 演題「地域メディアの原点と防災情報」
講師 株式会社サテライトコミュニケーションズネットワーク 代表取締役 橋 孝之 氏
要旨
地元米子市での中海テレビ放送立ち上げの経緯、市民協働による番組制作の重要性、番組を通じた地域づくりの実践等について紹介されました。
3 演題「令和元年ホーランエンヤ ケーブルテレビ×地元地上波 コラボ企画」 講演資料
講師 山陰ケーブルビジョン株式会社 常務取締役 原田 光明 氏
要旨
ケーブルテレビと地元民放とのコラボにより実現した10年に一度の日本三大船神事「ホーランエンヤ」の生中継の取組等について紹介されました。
4 演題「私の考える地域戦略論〜これまでの四半世紀のケーブル人生を踏まえて〜」 講演資料
講師 株式会社ちゅピCOMふれあい 専務取締役 中谷 博之 氏
要旨
地域特性の把握と顧客接点の重要性、経営的視点に立った番組編成の在り方など、ケーブルテレビ事業における地域戦略について紹介されました。