中国総合通信局は、近年多発する自然災害被害を抑制するため、SNSを活用した事例及び地域住民の避難行動の促進に向けた方策の紹介を行う、オンラインによるセミナーを10月2日(金)に開催しました。
本セミナーは、長野県からSNSを活用した事例の講演を予定していましたが、当日未明から浅間山で急増した火山性地震の対応のため、急遽講演が中止となり、県立広島大学 経営管理研究科 専攻長 教授 江戸 克栄 氏からの「防災マーケティング概念と避難行動促進のための情報伝達システム」と題する講演のみとなりました。
オンラインによるセミナーの開催は、今回が初めての取り組みであり、YouTubeで同時ライブ配信も含め全国から最大79名のアクセスに加え、1機関で約30名の視聴もあり、総計100名を超える参加がありました。
講演:「防災マーケティング概念と避難行動促進のための情報伝達システム」(2,867KB)
講師:県立広島大学 経営管理研究科 専攻長 教授 江戸 克栄 氏
本年度で5回目の開催となる防災推進国民大会(ぼうさいこくたい)2020は、広島国際会議場及び屋外展示スペースで開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンラインでの開催となりました。
当局は、「災害時における情報通信の確保と支援」をテーマに、災害発生時における地方公共団体の通信確保のため、災害対策用移動電源車、臨時災害放送局用設備及び移動通信機器(簡易無線機等)の貸し出し、また、これまでに参加した防災訓練等における写真やPR動画を特設サイトに出展しております。
なお、特設サイトは2021年3月まで公開されておりますので、是非ご覧ください。
URL: https://bosai-kokutai.com/presentation/detail/PR-80/
中国総合通信局では、今後も「災害情報伝達」に関するセミナーの継続的な開催をはじめ、災害発生時における支援体制を拡充するとともに、関係機関との一層の連携強化を図り、地域の更なる安心・安全の確保に努めてまいります。(防災対策推進室)