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BS及びCS放送の受信障害について

  BS及びCS放送の受信障害の原因としては、一般に、以下のようなものが考えられます。
  なお、アンテナの調整等、高所での作業については、危険を伴いますので、安全の確保について十分配慮されますよう、よろしくお願いいたします。

受信アンテナへの遮蔽物による影響

  BS及び110度CSアンテナの向き(おおむね春分・秋分の日の午後2時の太陽の方角)が、樹木等により遮られて、受信状態が悪化する場合があります。
→アンテナの向きにある遮蔽物を取り除いてください。なお、除去が困難な場合は、アンテナの設置場所を変更してください。
 

受信アンテナの向きの変化による影響

  台風や取付けねじの緩み等により受信アンテナの向きが僅かでも変わってしまうと、受信状態が悪化し、ブロックノイズが発生したり、受信できなくなったりします。
→最良な向きになるように調整してください。

受信アンテナへの積雪による影響

 BS及びCSアンテナへ積雪があることによって、電波が弱められることがあります。
→アンテナに付着した雪は、落としてください。

豪雨による影響

  豪雨により、放送衛星からの電波が弱められることがあります。
→豪雨が収まるのを待ってください。 

受信アンテナや同軸ケーブル、ブースターなどの不良

 特に、屋外に設置するアンテナやブースター、同軸ケーブルは風雨にさらされているため、経年劣化だけでなく、接続部にさびや緩みが発生しやすくなります。また、温度変化に伴う金属収縮により接続不良を起こす場合もございます。
→受信アンテナや同軸ケーブル、ブースターなどの動作及び接続を点検してください。

 

分配過多による受信レベルの不足

  アンテナからの信号を複数台のBS及びCSテレビやレコーダーへ分配することにより、壁面テレビ端子出力レベルが下がり、必要な受信レベルの不足を招くことがあります。
→アンテナを高性能なものにするか、ブースターを入れてください。分配器を使用すると 出力端子に機器を接続しなくても分配損失が生じます。
 同軸ケーブルは、なるべく損失の少ないものを短くなるように使用してください。(S-4C-FB以上の性能の同軸ケーブルの使用が望ましいです。) 

テレビやレコーダー、専用チューナーのアンテナ給電設定の影響

 BS及びCSアンテナは、テレビやレコーダー、専用チューナーから同軸ケーブルを通じて稼働に必要な電力が供給されています。そのため、ご自宅のテレビなどのアンテナ給電設定や分配器の接続方法によっては、アンテナへ電力が供給されず、放送が正常に映らないことがございます。
→お使いのテレビやレコーダー、専用チューナーのアンテナ給電設定、分配器の接続を確認してください。詳細は説明書を参照願います。 特に、テレビなどを取り替えたり、増やしたりした場合は御注意ください。

新BSのチャンネル(BS21チャンネル・BS23チャンネル)の放送が受信できない。(共同受信設備)

  集合住宅の場合、住宅内の共同受信設備の形態によっては、受信できない場合があります。
→集合住宅の共同受信設備の管理者へ御相談ください。 

110度CS放送が受信できない。BSデジタル放送の受信状態が悪い。(ブロックノイズが出る。)

  110度CS放送は、BSデジタル放送用のアンテナで受信できますが、従来のBSアナログ放送用のアンテナでは、その仕様上、BSデジタル放送や110度CS放送に対応していない場合があります。
 また、同軸ケーブル、分配器等も110度CSに対応したものを使用する必要があります。
→アンテナメーカー等へ御確認の上、対応していないアンテナ等の場合は、対応のアンテナ等に交換してください。

  
(参考)
各衛星放送用アンテナ出力から同軸ケーブルへ伝送される周波数
衛星放送 IF (中間周波数) 周波数帯
BS アナログ放送 1,112 から1,255メガヘルツ (BS 5チャンネル から BS 11 チャンネル)
BS デジタル放送 1,032 から1,489メガヘルツ (BS 1チャンネル から BS 23 チャンネル)
110 度 CS 放送 1,595 から2,071メガヘルツ (CS ND 5 から CS ND24)

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