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サービス内容に関する提供条件の説明のチェック表

サービス契約を結ぶ前に必ず確認しましょう

 電気通信事業者(以下「通信会社」という。)やその代理店は、サービス契約を結ぶ際には契約者に対して提供条件を説明(説明の方法は特段の定めはありません)しなければなりません。必ず説明を受けましょう。
 また、サービス内容にわからない点がある場合には、きちんと質問をして十分に理解をした上で契約を結びましょう。

まず最初に確認してください

(1) お店は通信会社の直営店ですか。それとも代理店(キャリアショップや家電量販店など)ですか。
(2) 電話や訪問による勧誘による場合、その電話セールスマンや訪問販売員は通信会社の営業マンですか。あるいは代理店の営業マンですか。身分を確認しましょう。
≪チェック1≫
そのサービスを提供する(契約を結ぶこととなる)通信会社の名前、住所を確認しましょう。また、契約の事務を担当する方のお名前や連絡先を確認しましょう。
≪チェック2≫
代理店による場合は、上記に加えて代理店名と住所、代理事務を担当する方のお名前と連絡先を確認しましょう。
≪チェック3≫
電話や訪問による勧誘を受けた場合は、そのセールスマンの氏名、会社名、連絡先を伺っておきましょう。

 なお、勧誘を受けた際、最初から契約を結ぶ意志がない場合、あるいは、お話を聞いたうえで必要がないと判断した場合は、断わる旨をはっきり伝えてください。

(3) 利用者が望まない度重なる勧誘は、法律で禁止されています。(電気通信事業法(以下「法」という。)第27条の2第2号)

サービス内容、契約内容に関することを確認してください

(1)契約しようとしている(あるいは勧誘を受けている)サービスとはどのようなものですか。

  • ≪チェック1≫
     サービスの内容がどのようなものか、きちんと説明を受けて理解しておきましょう。
  • ≪チェック2≫
     サービスが受けられる場所が限られている場合があります。ご自身がサービス提供を受けることが可能かどうか、制限を受けるケースが生じないか、確認をしておきましょう。
    • ADSLやIP電話などは、ご利用の条件(環境)に左右されるため、ご利用が可能となる保証がありません。仕組みをきちんと理解して判断しましょう。
  • ≪チェック3≫
     ご自身にとって、そのサービスにメリットはありますか?
     ご自身の利用の仕方によってそれぞれ違ってくる場合があります。きちんと確かめましょう。
  • ≪チェック4≫
     これまで利用していたサービスと異なる点はありませんか?
     利用に制限を受けるケースは生じませんか?
    • 今までダイヤルできていた番号につながらなくなった。
      • これまでどおり110番や119番などの緊急通報、フリーダイヤルなどの番号にかけることができますか。確認しましょう。
      • ADSLはこれまでどおり利用できますか。ダイヤルアップ接続でインターネットやメールを利用している場合、今までどおりアクセスポイントにつながりますか?
    • 今まで使っていた電話機が使えなくなった、あるいは機能の一部が使えなくなった。
      • FAX機能や電子メール機能等、これらはどうなりますか。今までどおり使えるかどうか。確認しておきましょう。
      • ナンバーディスプレイやキャッチホン等の付加サービスを利用していた場合、これらはどうなりますか。確認しておきましょう。

 今までと全く同じように使えると思っていた・・・などと思いこみをせず、きちんと確認しましょう。


(2)サービスに関する料金はどうなっていますか?

  • ≪チェック1≫
     サービスを利用する際にかかる料金はどのようになっていますか?
    • 加入手数料や工事費はどうなっていますか。
    • 月々の利用料金はどうなっていますか。
    • 月々の料金以外に要する費用はありませんか(機器のレンタル料、他の通信会社への回線使用料等)。
    • ご自身の利用形態に照らした場合に、月々の利用料金がおおよそどのくらいになるかを考えてみましょう。また、利用料金が「今までより安くなる」とのセールスポイントがある場合、ご自身の利用形態に左右される場合があります。本当に安くなるかどうか、よく考えてみましょう。
    • 長期間の利用(契約)を条件として割引の適用を付加することができる場合、短期間で解約することがないかどうか、よく考えてみましょう。

(3)サービスに関する部分以外で発生する条件や費用負担はどうなりますか?

  • ≪チェック1≫
     解約時や変更時に発生する利用者側の負担等はどうなっていますか?
    • 契約内容の中途変更時の制限、手続きや費用負担はどうなりますか。
    • 中途解約時の制限、手続きや費用負担はどうなりますか。
      • 長期間の利用(契約)を条件として割引の適用を付加することができる場合、短期間で解約した場合の違約金はどうなっていますか。
      • モデムなどのレンタル機器がある場合、返却時の手続きや費用負担(送料)はどうなっていますか。
      • 将来、通信会社が提供条件やサービス内容の変更、サービス停止を行う可能性があることを理解しておきましょう。
    • その他に利用者側に負担を求められる費用が発生する場合はありませんか。

 通信会社では、契約の詳細を「契約約款」で定めています。契約事項は契約約款にしたがうことになります。面倒がらずに確認されることをお勧めします。

利用者の皆さんへのお願い

  1. 上記のチェックポイントに沿って説明を受けても理解できなかった場合は、理解できるまで説明をしてもらうことが重要です。不明なまま安易に契約することは避けましょう。
  2. 通信会社(代理店を含む)は、契約締結の前に「重要事項の説明」(契約に係る重要事項、サービス内容、料金体系など)といった書面を渡してくれます。必ず受け取って内容を十分に読んで理解しましょう。
  3. 契約後にトラブルとなり、お問い合わせをいただく内容の多くは、これらの手順をとらず、内容をよく理解しなかったために生じているものがほとんどです。正当な契約(手続き)により発生する責任は、契約者自身が負うことになります。
  4. 勧誘の際などに、契約申し込み期限を定めて無料サービス(初期工事費無料、最初の何ヶ月間は利用料金が無料など)を行っている場合や、今までより通話料が安くなるなどのセールスポイント(メリット)ばかりに注目してしまい、他の制約事項等の確認を怠ってしまうことがないよう、契約の手続き(サービス申し込み)にあたっては、事前に慎重に検討しましょう。

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