近畿総合通信局は、2021年10月14日(木)、クラウド実践大賞実行委員会、中国総合通信局、四国総合通信局、中国経済産業局との共催により、「全国中小企業クラウド実践大賞2021 近畿・中国・四国大会」を開催しました。
本大会は、全国5か所で開催される「全国中小企業クラウド実践大賞」の地方大会のひとつとして開催され、地域の中小企業等による収益力向上・経営効率化を実現したクラウドサービス実践事例を募集し、発表していただくコンテストで、優れた事例を表彰し、Webサイト等により広く発信するものです。
本大会では、近畿、中国、四国地域の9社からクラウド実践事例の発表があり、審査・表彰が行われました。
大会代表挨拶(淵江近畿総合通信局長)
大会出場者(9社)
受賞名 | 発表名 | 受賞者(所在地) |
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近畿総合通信局長賞 | 小さなデジタルツールの組み合わせ町工場でもできるクラウド実践 | 日本ツクリダス株式会社 (大阪府) |
中国総合通信局長賞 | BCP対策のためのクラウドツール活用 | 株式会社太陽都市クリーナー (広島県) |
四国総合通信局長賞 | アナログ管理からの脱却。製造メーカーの常識を変えたDX推進 | 船場化成株式会社 (徳島県) |
クラウド実践奨励賞 | 業務改革のための完全ペーパーレス推進 | ヒロボー株式会社 (広島県) |
同上 | 6次産業におけるクラウドの活用 | 株式会社ゆうぼく (愛媛県) |
同上 | 製造現場のムダ取り改善 業務効率UPのクラウド活用について | 株式会社エム・デー・エス (徳島県) |
同上 | オンライン診療とクラウドサービスが照らす医療の未来 | 医療法人正幸会 (大阪府) |
同上 | IT経験ゼロから始めたSalesforce導入奮闘記 | 株式会社FabricArts (広島県) |
同上 | DXを活用したパートナー連携 | ナカガワ・アド株式会社 (徳島県) |
11月25日、淵江局長より、近畿総合通信局長賞を受賞した株式会社日本ツクリダス 代表取締役 角野 嘉一 氏へ、表彰状を授与しました。
日本ツクリダス株式会社は、8年間にわたり、小さなデジタルツールを少しずつ導入し、課題を1つずつ解決していくことで、組織内におけるデジタルツールに対する苦手意識を払拭しながら、クラウド化の可能性を追及した事業展開を進められており、また、その途上で、工場の生産管理システムを自社開発し、他の製造業にも展開するなど「これからの製造業の在り方」の可能性を広げる事例として、「近畿総合通信局長賞」を受賞しました。
日本ツクリダス株式会社は、2021年12月10日に開催される「全国中小企業クラウド実践対象全国大会」に出場します。
日本ツクリダス 角野代表取締役(右)
淵江近畿総合通信局長(左)
様々なデジタルツールが活用されている日本ツクリダス本社内の工場
地域の活性化には、地域経済の中核となる中小企業等による収益力向上や経営効率化が喫緊の課題となっています。
近畿総合通信局は、「全国中小企業クラウド実践大賞」の開催により、中小企業等によるクラウドサービス実践の身近な成功例を情報発信し、今後もICTの利活用による地域の中小企業等の収益力向上・経営効率化の支援を行ってまいります。