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謹んで新年のご挨拶を申し上げます −近畿総合通信局長 淵江 淳−

2022年1月4日 掲載
写真:近畿総合通信局長 淵江 淳

 明けましておめでとうございます。
 今、関西は2025年「大阪・関西万博」を契機に大いに飛躍しようと燃えています。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催される大阪・関西万博では、ICTは、重要な役割を果たすことになります。2022年は、陽気を孕み、春の胎動を助く年、近畿総合通信局は、3年後の万博に向けて、ワクワクする関西のためICT基盤づくりに全力で取り組みます。

 まずは、「一歩先のミライを輝らす」取組として、5G・ローカル5Gの展開やテレワークを推進します。
 「デジタル田園都市国家構想」の大きな柱である5Gについては、「近畿ローカル5G推進フォーラム」を改善、拡充し、多様なユースケースを発掘し、関西発の課題解決策の発現を目指します。5Gの次世代通信システムとなるBeyond 5G導入など、最先端技術の世界への発信に向け、大阪・関西万博開催の協力体制を構築します。
 テレワークは、BCP対策のみならず、地方の活性化に貢献するほか、ワークライフバランスの実現など様々な課題を解決できる働き方であり、一層の普及、定着を促進します。
 また、ポストコロナにおけるインバウンド拡大へつなげる取組として、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発した音声翻訳アプリ“VoiceTra”の普及を促進し「おもてなし力」の向上を図り、さらに、地方自治体等が協力して関西の魅力を紹介する放送コンテンツを制作し国内のみならず海外へ発信する取組を支援し、地域の情報発信力の強化を図ります。

 つぎに、「あたりまえのミライを守る」ために、ICTによる防災・減災の取組を進めます。災害情報をより迅速・確実に伝えられるように、防災行政無線のデジタル化や「Lアラート」、臨時災害放送局設備の利活用を促進します。
 また、電気通信・放送・ケーブルテレビなどを、より災害に強い情報伝達基盤として構築し、地方自治体とは「顔の見える」関係づくりを土台に、ハード・ソフト両面での活動を展開し、災害時に実際に機能するリアリティーのある災害対策を進めていきます。

 最後に、サイバーセキュリティ対策、インターネットを安心して利用できる環境の醸成、良好な電波利用環境維持など「やさしいミライを支える」取組を進めます。
 社会全体のDX化が一層加速し、サイバーセキュリティ強化の裾野拡大が求められており、セキュリティに関する情報提供・セミナー等を通じて人材育成や機運醸成等の活動を強化していきます。
 また、青少年のインターネット・リテラシー向上のため、出前講座「e−ネットキャラバン」や、啓発動画コンテスト「インターネットの安心・安全に関する動画フェスタ2022」を通じた周知啓発に取り組みます。
 さらに、正しい電波利用ルールの周知啓発を行うとともに、重要無線通信妨害が発生した場合には直ちに電波監視システムを駆使し妨害源の特定と迅速な排除を行うなど、良好な電波利用環境の実現に努めます。

 本年も引き続き、皆様方のより一層のご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

連絡先

近畿総合通信局 総務部 総務課企画広報室
電話:06-6942-8508

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