近畿総合通信局は、3月15日(火)、大阪市内(國民會館大ホール)において、ウィズコロナ・アフターコロナ時代における地域の魅力発信の強化につなげることを目的に、具体的な地域の魅力の掘り出し方や効果的な情報発信について紹介するセミナーを開催しました。
まず、お城インスタグラマーKAORI氏より、「デジタルデバイスを活用した、新しい観光体験」と題して、VR・AR技術等を用いたスマートフォンアプリにより、在りし日の史跡の姿を現地で体験しながら、より歴史を感じることのできる新たな史跡観光の楽しみ方についてご紹介いただきました。また、オンラインで楽しめる観光体験として、メタバース空間上で講師によるツアーガイドを受けながら創建当時のお城をバーチャルに体験することができる「メタバース城郭ツアー」を会場で実演いただき、リアルだけでは決して体験できない新しい観光体験を紹介いただきました。
お城インスタグラマーKAORI氏
「メタバース城郭ツアー」実演模様
次に、チェコ親善アンバサダーほりいみほ 氏より、「チェコ親善アンバサダーほりいみほが語るプラハ以外のチェコの魅力」と題して、チェコ共和国の取材旅行を通じ、プラハやチェスキークルムロフ以外の日本人があまり訪れないエリアに潜在している観光資源の魅力発掘についての説明や、近年インスタグラマーによる情報発信により新たに注目を浴びているスポットの例について紹介がありました。本講演を通じ、地域の魅力を新発見・再発見してもらうために、まだ広く知られていない地域コンテンツにスポットを当て効果的な情報発信をしていくことの重要性を改めて感じました。
当日は約50名が参加し、質疑応答では、新たな観光体験に用いるVRデバイスや、SNSによる地域コンテンツの魅力を届けるコツについての質問があり、参加者の地域コンテンツの発信について関心のさが伺えました。
講演後には、当局及び近畿経済産業局から、地域コンテンツの流通促進に関連する施策説明を併せて行いました。
会場模様
施策説明
(近畿総合通信局 情報通信連携推進課 中野課長)
近畿総合通信局では、これからも、地域の関係団体等と連携して、関西の魅力あるコンテンツの流通を促進し、地域の魅力発信に寄与する取組を行ってまいります。