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「ボ〜っと情報管理してんじゃねーよ!「情報セキュリティセミナー」」を開催(2022.3.9)

2022年3月29日 掲載
情報セキュリティセミナーチラシ

 関西サイバーセキュリティ・ネットワーク(関西SEC-net)事務局(※)は、3月9日(水)、大阪市内において、政府のサイバーセキュリティ対策の最新動向を紹介するなど、企業、各種団体のサイバーセキュリティ対策に対する意識改革、インシデント対策への意識向上を目的とした情報セキュリティセミナーを開催しました。

 セミナーでは3名の講師をお迎えし、まず、「サイバーセキュリティ戦略に基づく総務省の取組」と題して総務省サイバーセキュリティ統括官室 参事官補佐 広瀬 一朗から、サイバー攻撃の動向を押さえた上で、政府のサイバーセキュリティ戦略の大きな柱−経済社会の活力向上及び持続的発展、国民が安全で安心して暮らせるデジタル社会、国際社会の平和・安全及び我が国の安全保障への寄与−及び総務省の施策を解説したほか、具体的な地域での取組として関西SEC-netを始めとする地域セキュリティコミュニティ形成とセミナー・演習などの取組の重要性を訴えました。

写真:総務省サイバーセキュリティ統括官室 参事官補佐 広瀬 一朗

資料:総務省サイバーセキュリティ統括官室 参事官補佐 広瀬 一朗

総務省サイバーセキュリティ統括官室 参事官補佐 広瀬 一朗

 次に、大阪府警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課 から「サイバー空間をめぐる脅威の情勢及び警察の取組等について」と題して説明がありました。デジタル化の進展等に伴い、サイバー空間における脅威は極めて深刻であり、特にランサムウェアの被害が拡大していること、国家レベルでの関与が疑われるものも含めて海外からのサイバー攻撃事案が増加傾向にあることなどの情勢を踏まえ、大阪府警における「サイバー犯罪対策通信」発行などの啓発活動・検挙事例などを解説いただき、サイバー犯罪が増加の一途にあり、手口が巧妙化し、世界規模で拡がっている状況においての注意喚起と大阪府警の取組への協力のお願いで締めくくられました。

 最後に、株式会社神戸デジタルラボ 情報セキュリティコンサルタント 久柴 克宏 氏から「サイバーセキュリティインシデントが発生したら?」と題して、ITに詳しくない方にもわかりやすいように、 コンピュータウイルス・不正アクセスにフォーカスした情報セキュリティインシデントの最近の動向を紹介していただきました。また、実際に被害に遭った際の対応に要する費用や情報漏洩による賠償責任などの損害に関して具体的に想定される事項を解説されたほか、まとめとして、情報セキュリティインシデントに備えることが普通のことであること、対策にあたって自社の情報の価値をまず試算することの必要性を説明されました。

写真:株式会社神戸デジタルラボ 情報セキュリティコンサルタント 久柴 克宏 氏

資料:株式会社神戸デジタルラボ 情報セキュリティコンサルタント 久柴 克宏 氏

株式会社神戸デジタルラボ 情報セキュリティコンサルタント 久柴 克宏 氏

 今回のセミナーには、会場9名、オンライン66名の参加があり、昨今の情報セキュリティの脅威が強まっている情勢から、多くの方が関心をもっておられることがうかがえました。

 近畿総合通信局は、今後も、関西SEC-netの活動に取り組み、他の関係機関と連携して、地域のサイバーセキュリティ対策の周知・啓発に取り組んでいきます。

※関西サイバーセキュリティ・ネットワーク(関西SEC-net):近畿総合通信局、近畿経済産業局、一般財団法人関西情報センターを共同事務局として、産学官等が連携し、関西におけるサイバーセキュリティの重要性についての認識の醸成及び情報交換の活性化を図るとともに、サイバーセキュリティの向上に資する人材の発掘・育成の円滑化を進めます。

連絡先

近畿総合通信局 サイバーセキュリティ室/情報通信部 情報通信連携推進課
電話:06−6942−8623

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