近畿総合通信局は、大規模自然災害時の通信サービスの早期復旧を図るため、陸上自衛隊八尾駐屯地において陸上自衛隊第3師団主催の「陸上自衛隊及び通信事業者等との協同訓練」に参加しました。
訓練内容は、陸上自衛隊第3師団、電気通信事業者(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)、アイコム(株)及び当局が連携し、地上の運搬ルートが途絶した場合でも被災地での通信手段確保を迅速に行うことができるように、空路による人員及び通信機材の搬送を行うものです。
当局では、陸上自衛隊第3師団第3飛行隊隊員からヘリコプターに機材を積み降ろしする際の手順や注意事項について説明を受けた後、当局職員が災害対策用移動通信機器(衛星携帯電話、簡易無線機、MCA無線機)、ICTユニット及び可搬型発電機を陸上自衛隊所属のヘリコプターに積み込むと共に搭乗。八尾駐屯地を離陸し、再び八尾駐屯地に着陸後、積載した通信機器等の積み降ろしを行いました。
第3飛行隊員による搬送手順の説明
発電機の積み込み
ヘリコプターへの搭乗
八尾駐屯地を離陸
訓練は概ねスケジュールどおり終了し、関係機関との連携をより一層深めることができました。
当局では、今回の訓練を踏まえ、被災地での通信サービスの早期復旧のための支援が確実に実行できるよう引き続き関係機関と連携し、防災減災の取組を進めていきます。