近畿総合通信局は、電波の適正な利用に関する周知・啓発活動の一環として、電波の仕組みや身近な利用について興味を持ち、電波の利用にはルールがあることを楽しく学んでもらうために、近畿管内の各府県電波適正利用推進員協議会が開催する電波教室などの活動を支援しています。
今年度、奈良県内で最初となる「桜井市立図書館ファミリー電波教室」が、奈良県電波適正利用推進員協議会と桜井市立図書館との共催により、令和4年10月8日(土)に開催されました。当日は、小学生10名及びその保護者12名、また、講師として電波適正利用推進員(以下「推進員」という。)が8名参加しました。
おもしろ電波教室DVD視聴
デンパ君3択クイズ
本電波教室では、まず、電波の性質や電波がどのように利用されているのかを分かりやすく説明したDVDを視聴しました。続いてデンパ君3択クイズにチャレンジし、子供達はDVDで学んだばかりの知識を元気いっぱい披露してくれました。
電波について学んだ後は、お待ちかねのラジオ製作を行いました。半田ごてを使い、保護者や推進員に手伝ってもらいながら、無事完成!
ラジオから音が聞こえたよ!
おもしろ電気・電波実験グッズを体験
「あっ、聞こえる!」。自分で作ったラジオから音が聞こえた瞬間、子供達から笑みがこぼれました。
おもしろ電気・電波実験グッズコーナーでは、推進員自作のグッズで電波の仕組み、電波のふしぎを体験しました。また、展示していた鳥型ドローンや無線機に興味津々で、推進員から技適マークについて教わりました。最後に自作ラジオとともにみんなで記念撮影をして、盛況のうちに終了しました。
無線通信に関する本を借りて帰る方、来年も実施して欲しいと感想を寄せる方など関心も高く、有意義な活動となりました。
今後も電波利用の正しいルールについて幅広く知っていただくため、電波適正利用推進員と連携し、様々な取組を行ってまいります。
電波適正利用推進員制度は、民間のボランティアに地域社会に密着した立場を生かした電波の適正利用に関する活動を委嘱することにより、総務省が行う電波監視活動とあいまって、地域社会の草の根から、電波の公平かつ能率的な利用の確保に資することを目的としています。