関西サイバーセキュリティ・ネットワーク(関西SEC-net)事務局※は、2024年9月4日(水)、学生を対象に「初歩から学ぶフィッシング詐欺の仕組みと対策 サイバーセキュリティ体験講座(入門編)」を開催し、大阪市内の会場とオンライン合わせて約70名の方々が参加されました。
サイバーセキュリティに対する脅威がますます悪質化、巧妙化している現状を踏まえ、サイバーセキュリティへの興味、意識を高めていただくことを目的とし、今回は生活にも身近で被害が深刻化している「フィッシング詐欺」を取り上げ、特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)から講師を招き、最新のセキュリティ動向についてお話いただくとともに、その対策の基礎を学べる演習を行いました。
JNSA 教育部会/株式会社ラック 新規事業開発部 主席研究員 長谷川 長一 氏より、サイバーセキュリティの原則や基本的概念、スキルを習得するための学習方法等についてご講演いただきました。
JNSA 教育部会/株式会社日立製作所 情報セキュリティリスク統括本部 主任技師 青木 翔 氏より、フィッシング攻撃について、その手口や対策、被害に遭ったときの対処法等についてご講義いただきました。
JNSA 教育部会/マイクロソフト カスタマープロテクション リスクマネージャー 垣内 由梨香 氏が講師となり、参加者自身のPCを使って演習用の模擬フィッシングメールを解析し、フィッシングに利用される手口や対策技術を学びました。
垣内 由梨香 氏
演習の様子
あらゆる産業分野においてITの利活用が不可欠になっている中、サイバーセキュリティの重要性の認識醸成に併せてサイバーセキュリティに関する人材育成も重要になっています。
近畿総合通信局では、今後とも関西SEC-netの活動に取り組み、他の関係機関と連携してサイバーセキュリティ対策の周知・啓発に取り組んでまいります。