近畿総合通信局は、NICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)未来ICT研究所(神戸市西区)で毎年開催されている同研究所の施設一般公開において、電波利用に関するルール及び電波利用環境保護の重要性について理解を深めていただくことを目的に、周知啓発活動を実施しています。
当局は今年も7月19日に開催された本イベントに参加し、電波についてわかりやすく解説したパネルの展示や無線設備試買テストに関する取組を紹介した他、兵庫県電波適正利用推進員協議会の協力を得て、「電波クイズ」や「電波なんでも相談」などを行いました。
無線設備試買テストに関する取組紹介では、実際に無線設備試買テストの対象となった無線機器を展示し、誰でも手軽に入手できる無線機器でも国内で使用できないものがあること、皆さんが知らずに無線機器を購入して電波法違反とならないよう周知啓発に取り組んでいることを知っていただきました。
無線設備試買テストの取組は来場者の関心も高く、基準不適合設備や流通の実態、無線機器の購入時に注意すべきこと等の質問があり、無線機器を購入する際は「技適マーク」の表示があることを確認していただくよう説明しました。
電波クイズでは、233名の方にご参加いただき、電波適正利用推進員からの説明に興味深く耳を傾けるお子さんの姿もあり、幅広い世代の皆様に電波のルールについて、楽しく学んでいただきました。
近畿総合通信局では、今後も電波利用の正しいルールについて多くの方に知っていただくため、電波適正利用推進員と連携した普及・啓発活動、電波利用環境保護のための様々な取組を実施してまいります。
・無線設備試買テストの結果について(総務省 電波利用ポータル)