近畿総合通信局は、2025年11月27日〜28日の2日間、当局会議室において一般財団法人全国地域情報化推進協会(APPLIC)と共催で「自治体CIO育成地域研修」を開催しました。
本研修は、近畿総合通信局管内の地方公共団体の職員を対象に、自治体DX推進計画・フロントヤード改革・ガバメントクラウド移行等、地方公共団体のデジタル環境が大きく変化する中、専門的な知識及び技能を有するデジタル人材の充実のため、生成AIを活用したチーム制ハンズオン形式で、地方公共団体固有のBPRなどの課題検討に役立つ研修として開催し、16名の参加がありました。

冒頭、主催者を代表して、近畿総合通信局 新山情報通信振興課長から、「生成AIを実際に操作しながら、地方公共団体ならではの業務課題にどう活用できるかをチームで一緒に考え、現場の課題に役立つ使い方を探っていただき、活用イメージを持ち帰っていただけるよう、ぜひ積極的に試していただきたい。デジタル化推進につながるヒントを得ていただければ幸いです。」と挨拶を行いました。

研修講座では、APPLIC参与 総務省地域情報化アドバイザー 高村 弘史 氏から、総務省で開発した地方公共団体の現状に合わせた実践的な研修教材を活用し、自治体DX推進計画等デジタル化への対応やフロントヤード改革など、最新の地方公共団体を取り巻くデジタル化動向と対策の概要について解説しました。
また、本年度は、「生成AIを活用したチーム制ハンズオン形式」の実践型研修を実施しました。グループに分かれて各地方公共団体でのデジタル化に係る課題を討議・共有した後、生成AIに結果データを読み込ませ、生成AIを活用しながら問題を整理し、その解決策となる取組の方向性を提案・発表しました。この実習を通じてデジタル人材としての知識を身につけるとともにこれからの課題対応における生成AIの活用方法を学びました。

近畿総合通信局では、今後も地方公共団体における情報化推進のための取組を支援してまいります。