地上アナログテレビ放送では建造物による「遮へい」、「反射」、「回折」の障害世帯を補償区域としていました。
地上デジタルテレビ放送になると建造物による「遮へい」以外の障害は大きく改善します。

地上デジタルテレビ放送を視聴するには様々の方法があります。
今後の受信方法について所有者と協議してください。
- 地上デジタルテレビ放送は、電波の特性によって、受信障害が大きく改善すると予想されています。
- 従来、地上アナログテレビ放送の受信障害とは・・・
- 電波到来方向に面する壁面では直接飛んでくる電波と後ろから飛んでくる電波が混ざってゴーストを起こす「反射障害」
- ビルの陰では電波が弱くなってチラツキや混信を起こしやすくなる「遮へい障害」
- その周りでは壁面の角を曲がってくる電波が直接飛んでくる電波に影響する「回折障害」なども出ていました。
- それに加えて、住民感情に配慮して、影響の度合いが少ない世帯の「周辺対策」も区切りの良い地点まで行っている施設もありました。
- それに比べて、地上デジタルテレビ放送では、ビル陰による「遮へい」以外の障害は、ほとんど見られなくなります。
- そのため、当事者協議をすることによって、ビルの所有者は「施設の維持管理費を削減できる」可能性があり、共聴施設の受信者にとっては、「ビル所有者に依存しなければテレビが視聴できなくなっていた」という状況から開放されるなど、双方にメリットが生じます。