地上デジタルテレビ放送対応の施設改修方法(屋外共聴システム)
同一周波数パススルー方式(屋外共聴システム)
基本的に伝送設備がUHF対応であれば改修は軽微で済みます

- アンテナは、既存のUHFアンテナが地上デジタルテレビ放送の受信チャンネルに対応するものであれば追加の必要はありません。
アナログとデジタルの受信設備を結ぶ混合器は、アンテナやヘッドエンド装置を追加する際に必要となるものです。
- この方式で最も重要な機器は「OFDMヘッドアンプ」です。この機器は地上デジタルテレビ放送の受信と増幅、レベル調整等を行っています。
- 次に必要となるのは「幹線増幅器」です。従来250MHzや450MHzだった電波の通り道を770MHzに広げるため、現在、伝送路に設置された個数分は最低でも取替えが必要となります。現在では、増幅器の「元位置」交換が可能となっており、挿入される分岐・分配器の数によって、利得が足りなくなる場合は、個数を増やすという対応が取られています。
- 「電源供給器」は、 幹線増幅器が大きくなるのでその分エネルギーも必要となり、既存設備の容量に余裕がない場合は、増設・取替えが必要となります。
また、宅内設備の分配器やブースター等についても昔の「VHF専用」が紛れている場合もあります。これについても確認しないと施設改修をして地上デジタルテレビ放送対応のテレビ等を買った時点で「映らない」ということがあります。
施設管理者が確認できるのは、軒下の保安器までですので、家庭内のチェックも怠りなくお願いします。
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