新春年頭のご挨拶

平成26年1月6日

 平成二十六年の年頭にあたり、新年のご挨拶を申し上げます。
 東日本大震災の発生からまもなく3年経過しますが、今なお多くの被災者が避難生活を送っており、復興計画に基づく新たな街づくりの加速化を図る必要があります。
 東北総合通信局では、新たな街づくりにおいて、ブロードバンド、携帯電話、放送受信環境等の情報通信基盤の整備が円滑に推進されるとともに、ICTにより被災地域の課題が解決されるよう、関係者間の情報共有や連絡調整等支援を継続してまいります。
 また、東日本大震災では情報通信施設も甚大な被害を受け、災害時における情報通信手段の確保が課題となりました。

 災害情報等が住民に確実に伝達可能となるよう、情報伝達手段の多重化・多様化、情報通信ネットワークの強じん化などにより、災害に強い安心安全な社会の実現に向けて支援を継続してまいります。

 さて、ICTの進展は目覚ましく、スマートフォンやタブレット端末の普及、クラウド、センサーネットワークといったICTの利活用により、私たちの暮らしはますます便利で豊かなものとなり、社会経済活動の様々な分野において業務の効率化・高度化に大きく寄与しています。
 最近ではビッグデータやオープンデータ、G空間情報の利活用により、新たな市場・産業の創出、社会システムの効率化等が期待されています。

 東北総合通信局は、このようなICTの利活用とそれを支える超高速ブロードバンド基盤の整備、ICT研究開発の促進により、豊かで活力ある社会が実現するよう取り組んでまいります。
 また、誰もが安心安全にICTを利用できる環境の整備を目指し、インターネット利用に関する情報リテラシーの向上、情報セキュリティ対策についての周知啓発、電気通信サービスに関する消費者保護、良好な電波利用環境の確保等に取り組んでまいります。

 最後になりましたが、本年も引き続き、ICTを活用し安心・安全・活力ある東北の地域づくりにまい進してまいる所存ですので、昨年同様地域の皆様からのご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

東北総合通信局長 奥 英之

連絡先

 東北総合通信局
 総務部総務課 企画広報室
 TEL 022-221-0638

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