アマチュア無線局の違反運用者へ規正局により警告− 秋田県で初めてJARLと連携運用 −
令和5年12月12日
東北総合通信局(局長:中沢 淳一)と一般社団法人日本アマチュア無線連盟東北地方本部(本部長:尾形 和俊 以下「JARL(Japan Amateur Radio League)」といいます。)は、11月28日(火)に秋田県秋田市において、規正用無線局(※1)とガイダンス局(※2)との連携運用を行い、アマチュア無線局の違反運用者へ警告メッセージを送信し指導を行いました。
アマチュア無線局は、金銭上の利益のためでなく、専ら個人的な無線技術の興味に基づいて多くの方に趣味として使われていますが、ルールを守らないアマチュア無線局に関する申告が多数寄せられています(主に以下のような内容)。
- 呼出符号(コールサイン)を送出しない
- アマチュア無線局用の周波数使用区別を守らない(参考:アマチュアバンド使用区別)
- 仕事で使用している
- 周波数を占有する など
JARLとの連携運用では、電波法令に違反しているアマチュア無線局に対してガイダンス局が広報メッセージを送出し、違反運用が改善されない場合は規正用無線局より指導を行いました。
また、今回の連携運用の様子については、民放テレビ局をはじめ地元ケーブルテレビ局、新聞などにも取り上げられ、電波適正利用の啓発活動の一助となりました。
東北地域では、平成30年から宮城県、福島県、青森県、山形県及び岩手県で実施しており、秋田県内では今回が初めてです。今回の連携運用を以て、東北地方6県全てで実施したことになります。今後も連携して運用する予定です。
東北総合通信局では、利用者の法令意識を高めて電波の正しい利用を促進するため周知啓発活動の強化を図るとともに、違反を行う運用者に対しては引き続き厳正に対処することとしています。
(※1) 「規正用無線局」とは、総務省が開設する無線局で違反運用を即時に停止するよう自動音声でアナウンスを送出し、指導するものです。
(※2) 「ガイダンス局」とは、JARLが開設する無線局で、アマチュア無線愛好家同士の自浄作用としての適正な運用を確保するためのメッセージを送出し、広報を行うものです。
【会場全体図】
【運用状況(全体)】
【取材(規正局運用)】
連絡先
東北総合通信局
電波監理部監視調査課
TEL 022-221-0633
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