少年警察ボランティア向けのインターネットリテラシーに関する研修会に講師を派遣
東北総合通信局は、令和6年9月26日(木)に、山形県警察本部において、警察の委嘱を受けて少年の非行防止等のための活動を行っている「少年警察ボランティア」※1の方々を対象に、青少年が直面しやすいインターネット上のトラブル事例等に関する講演を行いました。
本件は、山形県少年補導員連絡会主催の「山形県少年警察ボランティア研修会」※2にて総務省が推進する「e-ネット安心・安全講座Plus」※3を実施したもので、ネット・ゲーム依存、いじめ、個人情報漏えい、不確かな情報の拡散、誘い出し、なりすまし、ネット詐欺、著作権・肖像権、フィルタリングなどが取り上げられました。また、SNS利用時のマナーやモラル、個人情報の保護、ネット詐欺に特に焦点を当て、教材ビデオも活用した説明が行われました。
当日は、少年警察ボランティアである少年補導員や少年警察大学生ボランティアなど47名が参加しました。参加者は非行防止や子供たちの健全育成に強い関心をお持ちの方々で、メモを取るなどして熱心に耳を傾けていました。
この講座は、会場である山形県警察本部から、3か所の警察署にもオンラインで配信されました。
当局では、子どもたちの安心・安全なインターネット利用環境の構築に向けて、今後も関係機関等と連携・協力し、インターネットのリテラシー向上や安心・安全な利用に向けた啓発活動を積極的に推進してまいります。
また、情報通信における安心安全推進協議会(後援:総務省他)ではネット社会の健全な発展を推進しており、10月1日からは、秋の一斉行動キャンペーンを実施しています。

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e-ネットキャラバン公式WEBサイト
(一般財団法人マルチメディア振興センター(FMMC))
※1:「少年警察ボランティア」
少年の非行防止や健全育成のため、警察から委嘱された方々で、関係機関・団体と連携して活動するボランティアです。山形県警察は、少年警察ボランティアとして「少年補導員」、「少年警察大学生ボランティア」を委嘱しています。
「少年補導員」は、一斉街頭補導への参加のほか、非行少年等の発見補導、少年の規範意識の向上等に資する活動、有害な環境の浄化、少年非行防止に関する広報啓発などに取り組んでいます。「少年警察大学生ボランティア」は、少年の非行防止活動、少年の犯罪被害防止活動、少年の立ち直り支援活動、少年の健全育成に関する活動を行うものとしており、各警察署の職員と共に活動しています。
※2:「山形県少年警察ボランティア研修会」
山形県少年補導員連絡会(事務局:山形県警察本部生活安全部人身安全少年課)が主催したもので、今回はインターネットの安全な利用について子供達へ広報啓発を図る上で、大人側の基本的な対応等を学ぶことを目的として開催したものです。
※3:「e-ネット安心・安全講座Plus」
一般財団法人マルチメディア振興センター(FMMC)が事務局となり、平成18年4月より、保護者、教職員及び児童生徒を対象とし、子供たちの安心・安全なインターネット利用のための啓発講座である「e-ネットキャラバン」を、総務省、文部科学省及び情報通信分野等の企業・団体と協力して全国で実施しています。講座については、これまでの「e-ネット安心・安全講座」の内容に、家庭内ルールやスマホのフィルタリングを加えた「e-ネット安心・安全講座Plus」があります。
連絡先
東北総合通信局
情報通信部電気通信事業課
TEL 022-221-0626
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