「全国型CTFコンテスト」を開催

令和6年12月20日

 東北総合通信局は、総務省サイバーセキュリティ統括官室、関東総合通信局、北陸総合通信局、近畿総合通信局、中国総合通信局、四国総合通信局及び九州総合通信局と合同で、令和6年11月30日(土)に「全国型CTFコンテスト※」を開催しました。このコンテストは、東京会場がホスト局となり全国6会場(仙台、金沢、大阪、岡山、松山及び博多)をオンラインで結び、講演(セキュリティとCTF)及びCTFワークショップを行いました。
※CTF(Capture The Flag)とは、情報セキュリティの分野で専門知識や技術を駆使して隠された答え(Flag)を見つけ出すクイズ形式の競技です。

 参加者は各会場又は自宅等で講演を聴講後、個人のパソコンを使用してクラウド上に設置した問題サーバーにアクセスして、謎解き問題に取組み獲得した合計点数を競いました。
 仙台会場には23名が参加し、全国7会場とオンラインの参加者は全体で406名でした。

開催日 11月30日(土)
対象者 サイバーセキュリティに興味のある中学生・高校生・高専生・大学生・大学院生・若手社会人(3年目まで)等
参加人数 23名(仙台会場のみ)
第一部 講演「セキュリティとCTF」
  • 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)ナショナルサイバートレーニングセンター長
    園田 道夫 氏
第二部
「CTFワークショップ」
  • 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)ナショナルサイバートレーニングセンター
    園田 道夫 氏
  • 株式会社セキュアサイクル 代表取締役
    服部 祐一 氏
団体講演 講演「仙台CTF推進プロジェクトのご紹介」
  • 仙台CTF推進プロジェクト 運営委員
    (株式会社トインクス 営業本部 営業部 営業推進ユニット シニア・エキスパート)
    戸羽 秀人 氏

 第一部では、最近のサイバー攻撃の世界的な傾向やサイバー攻撃がビジネスモデル化されていることの事例、サイバーセキュリティへの対応能力向上とCTFの関係などについて、園田氏から講演していただきました。
 
 第二部では、参加者各自の点数を競う形式でCTFを体験していただきました。園田氏とともに出題者である服部氏より、ウェブサイトやファイル等に隠されているキーワード(Flag)を探し出す手法について説明いただいた後、クイズ(Flagを探し出す難易度によって点数が異なる)に挑戦していただきました。
 

講演の模様

【講演の模様】

演習の模様

【演習の模様】
 

 仙台会場における団体講演では、地域におけるサイバーセキュリティ人材の育成と相互交流を活性化させることで、サイバー攻撃による被害低減を図り、地域社会への貢献を目指すことを目的に設立された「仙台CTF推進プロジェクト」の概要、仙台CTF2024の結果や「全国型CTFコンテスト」との違いなどについて、戸羽氏から講演していただきました。
 

【団体講演の模様】

【団体講演の模様】 

 仙台会場でのCTFについては、仙台高等専門学校の田坂 青輝さんが第一位になりました。

【記念撮影】

 【記念撮影】

 東北総合通信局では、本コンテストの参加者からの声も参考にしつつ、引き続き、若年層等におけるサイバーセキュリティ対策に関する人材育成等の取組を推進してまいります。
 
(参考)
仙台CTF推進プロジェクト別ウィンドウで開きます

連絡先

  東北総合通信局
  サイバーセキュリティ室
  TEL 022-221-0626

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