新局長就任のご挨拶

令和7年5月9日

東北総合通信局長 新田隆夫

【東北総合通信局長 新田 隆夫】

 このたび、令和7年4月1日付けで総務省東北総合通信局長を拝命いたしました新田 隆夫でございます。地方総合通信局での勤務は初めてとなりますが、ICTの力で東北地方にお住まいの皆さまや産業界のために少しでもお役に立ちたい、東北を元気にしたいという思いで業務に取り組みたいと考えております。

 今年度、当局では「デジタルで つなぐ東北 未来と絆」をスローガンとして、ICT、デジタルの力で東北に明るい未来と強い絆を創りたい、東北に活力を呼び込みたいという思いで、次の3つの柱で構成する重点施策を策定し、公表しています。

 第一の柱は、「地域社会DXの推進」です。東北地方においては、全国と比較しても人口減少・少子高齢化が加速化するなど様々な課題を抱えています。これらの課題の解決につなげるため、関係機関とも連携し、ローカル5GやLPWAなどの無線通信技術の活用や、AI・自動運転など先進的なソリューションの社会実装を推進してまいります。また、ICT分野の基礎・基盤研究を社会実装につなげるための産学官連携に積極的に取り組んでまいります。さらに、ICTスタートアップ創出支援や放送コンテンツの海外展開など、東北発のICTの力を世界に発信していく取組にも注力してまいります。

 第二の柱は、「防災・減災、震災からの復興・創生」です。地震や豪雨等による災害発生時における情報通信の確保に向けて、関係機関等との連携強化を図るとともに、自治体向けに衛星携帯電話等の通信機器設備、臨時災害放送局設備及び移動電源車等の各種設備の無償貸与や通信・放送ネットワークの強靭化・耐災害性の強化に取り組みます。また、東日本大震災からの復興・創生のため、地デジ受信環境や光ファイバ網等のICTインフラの復旧・整備を支援します。

 第三の柱は、「信頼できる情報通信環境の確保」です。インターネットの安心・安全な利用を目的としたICTリテラシー向上に向けた周知啓発活動や、自治体や企業など地域のサイバーセキュリティ対策に取り組みます。また、良好な電波利用環境を確保するため、電波監視と不法無線局の取締り強化に取り組みます。

 こうした取組を通じて、東北地域の皆さまの明るい未来につなげられるよう、微力ながら尽力してまいります。
 今後とも、皆さまからのご指導・ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
 

連絡先

 東北総合通信局
 総務部企画課
 TEL 022-221-0638

ページトップへ戻る