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セミナーA−3:新たな街づくりにおける電波利用環境

【講演】「LED照明・太陽光発電システム等からの不要輻射に関する国際規格等の動向」
講師:首都大学東京 大学院理工学研究科 教授 多氣 昌生 氏

【講演要旨】

首都大学東京の多氣昌生教授

首都大学東京の多氣昌生教授

  東日本大震災からの復旧・復興や地方創生など東北6県の新たな街づくりが進展する中、LED照明や太陽光発電システムは、世界的な環境保全の推進による省エネルギー政策や地球温暖化対策等の高まり等により急速に普及が進んでいる。
  一方、設置したLED照明や太陽光発電システムからの不要輻射ノイズが原因であるテレビ・ラジオの受信障害や無線通信への障害事案が発生している。
  国際無線障害特別委員会(CISPR)では、伝導・放射妨害波の許容値・測定法等に関する国際規格を定めており、国内でもこれを受けてLED照明や太陽光発電システムからの不要輻射ノイズに係る規格化が進められている。
 技術の発展は急速で瞬く間に実用化される一方、新たな障害波問題も顕在化しており、新しい技術と既存の電波利用の共用を維持しつつ、様々な課題に取り組んでいくことが重要である。

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