平成25年12月26日
東北総合通信局(局長:奥 英之)は、東北情報通信懇談会等との共催により、平成25年12月19日(木)、仙台市青葉区において、ICT利活用の普及促進を図るため、「地域ICT利活用普及促進セミナー兼意見交換会in東北」を開催しました。
最初に、東北総合通信局の奥英之局長より「本セミナーを地域ICT利活用事業の今後について改めて考える場にしてほしい。」との挨拶の後、総務省の地域ICT利活用事業を実施されている3名の方から事例発表していただきました。
開催挨拶をする奥局長
NPO法人地域情報化モデル研究会代表理事の米田剛氏から、「地域の埋もれた魅力を浮上させる青森県の観光クラウド事例」と題して、ホームページ上から地域のさまざまな観光スポットを選ぶと、地図上に観光ルートを自動的に作成、車での移動時間も計算し、地域の埋もれた観光スポットを浮上させる「Myルートガイド」の紹介が行われました。
山梨県観光振興課課長補佐橋義徳氏からは、 「ICTを活用した山梨県の観光振興について」と題して、外国人観光客のニーズに応え、観光客の増加と滞在、周遊促進につなげ地域活性化の一助とする「やまなしFreeWi-Fiプロジェクト」の紹介がされました。
三重県玉城町総務課長林裕紀氏からは、「ICTを利活用した安心・元気な町づくり事業」と題して、住民の高齢化に伴う公助の負担増をICTによって解決を図るための、「要介護者支援システム」、「検診申込みシステム」、「オンデマンドバスシステム」の紹介がなされました。
参加者からも、「地元観光協会との連携での苦労は?」、「Wi-Fiスポットを拡大する場合の手法は?」、「玉城町での事業を大きな自治体でやろうとするとどのような課題があるだろうか?」など活発な質問・意見が出されました。
最後に、総務省地域通信振興課谷口宏樹課長補佐から地域ICT利活用事業の成果展開について、「今後も積極的にICT利活用事業の成果展開を行っていくので皆様の御協力御支援を頂きたい。」とのお話をいただき、閉会となりました。
意見交換会の模様
連絡先
東北総合通信局
情報通信部 情報通信振興課
TEL 022-221-0708