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「サイバーセキュリティセミナー2016 in仙台」を開催

平成28年2月24日

 東北総合通信局(局長:岡野 直樹)は、2月17日(水)、仙台市において「サイバーセキュリティセミナー2016 in仙台」を東北情報通信懇談会、東北電気通信協力会、一般社団法人テレコムサービス協会東北支部と共同で開催しました。
 行政機関や企業等において情報システムに携わる方々、教育関係者、大学生など、150名を超える参加をいただき、会場はほぼ満席となりました。

株式会社ラックの西本取締役・最高技術責任者

株式会社ラックの西本取締役・最高技術責任者

 はじめに、株式会社ラックの西本取締役・最高技術責任者より、「サイバーセキュリティ対策の現状」と題して講演がありました。
 最近の巧妙化するサイバー攻撃事例などから、攻撃を受けた組織の執った対応の良かった点、悪かった点について解説され、「組織のCISO(最高セキュリティ責任者)、CSIRT(セキュリティ事件対応体制)とその責任者が欠かせない存在で、その役割と責任区分の取り決めが重要。事故は必ず起きるので、やるべきことを十分にやって、事故があっても致命傷を負わないための対応と体制を整え、緊急時には必ず経営トップの意思決定の下で動く。理解するだけではなく、先ず訓練を!」と日頃からのサイバーセキュリティ対策の重要性が指摘されました。
宮城県警察本部生活安全部生活環境課の金野課長補佐

宮城県警察本部生活安全部生活環境課の
金野課長補佐

 続いて、宮城県警察本部生活安全部生活環境課の金野課長補佐より、「サイバー犯罪の現状と対策」と題して講演がありました。
 最近の相談受理状況や検挙の状況が解説され、ファイル共有ソフトを使ったアニメビデオ作品などの違法配信による著作権法違反容疑での検挙が増加していることや、利用者のパスワードの設定・管理の甘さにつけ込んだ不正アクセス、出会い系サイトやコミュニティサイトで青少年が巻き込まれるトラブルが未だに多いことなど、被害事例と注意すべき点が紹介されました。また、サイバーセキュリティ意識の向上や官民一体となった組織間の連携強化を図る宮城県警の取り組みについても紹介されました。
会場の様子

会場の様子

 本セミナーを通じて、サイバーセキュリティを取り巻く状況の変化とともに、対応する体制の整備や常日頃から油断せず意識をすることの重要性が再認識できました。
 東北総合通信局では、引き続き、インターネットリテラシー及びセキュリティの向上のための周知啓発活動等を積極的に推進して参ります。

連絡先

東北総合通信局
総務部総務課企画広報室
  TEL 022-221-0638

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