「平成25年度非常通信セミナー」を開催

 東北総合通信局(局長:奥 英之)は、東北地方非常通信協議会等との共催により、11月26日(火)、仙台市青葉区において、非常災害時における情報収集や伝達等のあり方をテーマとして、「平成25年度非常通信セミナー」を開催しました。

 セミナーは、三人の方を講師にお迎えし、次のとおり行われました。
 最初に、総務省総合通信基盤局電波部基幹通信課重要無線室の蜩智室長より、「電波行政の動向(防災関係)」と題して、防災行政無線の設備整備の現状や導入推進のための様々な施策などについて基調講演が行われました。

 続いて、釜石無線漁業協同組合釜石漁業用海岸局局長の東谷傅氏より、「大震災と漁業無線局の対応そして役割について」と題して、東日本大震災時の釜石湾の状況や津波が襲ってきた時の海岸局の対応、そして震災後の海岸局の再構築等について講演が行われました。
 講演では、震災時の海岸局の状況や無線通信を記録した音声が流され、東谷講師から震災当時の緊迫した状況が語られました。

 最後に、仙台管区気象台気象防災部予報課予報官の板谷宏之氏より、「最近の気象と特別警報」と題して、記録的な豪雪、巨大な台風の発生、また「経験したことのないような大雨」、さらに突風の頻発など最近の気象全般のお話しと今年改正した特別警報について講演が行われました。

 当日は、放送・通信事業者、地方自治体その他防災関係者など総勢90名程の参加者があり、非常災害時における通信の確保と情報の伝達のあり方に対して改めて認識を深めることができました。

総務省総合通信基盤局電波部基幹通信課重要無線室 蜩智室長

総務省総合通信基盤局電波部
基幹通信課重要無線室 蜩智室長

釜石無線漁業協同組合釜石漁業用海岸局 東谷傅局長

釜石無線漁業協同組合
釜石漁業用海岸局 東谷傅局長

仙台管区気象台気象防災部予報課 板谷宏之予報官

仙台管区気象台
気象防災部予報課 板谷宏之予報官

 

連絡先

 東北総合通信局
 無線通信部 陸上課
   TEL 022-221-0682
 

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