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「喜多方・会津地方V-Low実証実験経過報告会」 開催

平成25年7月19日

  7月9日(火)、喜多方市において「喜多方・会津地方V-Low実証実験経過報告会」が開催されました。
 喜多方・会津地方におけるV-Lowマルチメディア放送の実験は、喜多方・会津地方V-Low実証実験協議会が総務省の原子力災害避難住民等交流事業費補助金(ICT地域のきずな再生・強化事業)を活用して実験試験局を開設し、防災行政無線の補完や自治体との連携、防災情報提供、ビジネスモデル等の検証を行ってきたものです。

 当日は、小田切秀介協議会会長(喜多方シティFM株式会社)、山口信也喜多方市長(代読)の挨拶に続いて、協議会各メンバーよりV-Lowマルチメディア放送の実証実験の取組が紹介されました。
 また、協議会事務局より喜多方・会津地方V-Low実証実験のこれまでの経過報告があり、マルチメディア放送の特徴として、(1)屋内でも明瞭に聞こえ受信端末を持ち運べるという防災行政無線の補完性、(2)回線の輻輳に影響されず情報を遅延なく大多数に配信可能という通信の補完性、(3)蓄積型放送により聞き逃しや聞き間違いがなく欲しい情報をいつでも取得可能という放送の補完性、の3つが報告されました。
 会場には、近隣市町村担当者や関係者が数多く出席しており、熱心に聴講している姿が見られました。

 この実証実験は平成27年3月まで行われ、マルチメディアプラットフォーム技術による情報入力・配信の簡便化、デジタルサイネージによる絆・観光コンテンツの作成、専用端末以外への受信(スマートフォン、カーナビ、防災行政無線、屋外スピーカー)について検証を行うことにしています。

※V−Lowマルチメディア放送は、地上テレビジョンのデジタル化に伴い利用可能となった周波数(V−Low、注)を用いた新たな放送の検討を行うもので、同協議会では平成25年3月22日に本実験試験局の免許を受けています。
(注)90MHz以上108MHz以下の周波数(旧アナログテレビジョン1chから3chに相当)を使用するものです。

報告会の模様

報告会の模様

試作端末機

試作端末機

連絡先

 喜多方・会津地方V-Low実証実験協議会
 (喜多方シティエフエム株式会社内)
 TEL 0242-22-1002

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