6月28日付けで東北総合通信局長に就任いたしました。
はじめに、東日本大震災で被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。
東日本大震災の発生から2年あまりが経過し、復興に向けて各方面で努力が続けられている中、被災地では高台移転など復興計画に基づく新たな街づくりが進められております。東北総合通信局としても、引き続き、ブロードバンドをはじめとする通信・放送インフラの整備の推進や被災地域のニーズに沿った各種情報通信システムの導入支援などを通じて、新たな街づくりを支援していくとともに、ICTの利活用の促進による安心安全で活力ある地域づくり、東北地域の復興に貢献していく所存です。
地上デジタル放送については、一昨年の7月に青森、秋田、山形の3県で、また、昨年3月に岩手、福島、宮城の3県で、アナログ放送が終了し、デジタル放送への移行が完了しました。しかしながら、デジタル放送への移行の際に地上放送が受信できなくなった一部地区については、衛星放送の受信による暫定対策期間が終了する平成27年3月までに対策を終えることができるよう、放送事業者や地方自治体などの関係者と一体となって、受信環境の着実な整備に引き続き努めていきたいと考えております。
さらには、誰もが安心・安全にICTを利用できる環境の整備を目指し、インターネット利用に関する情報リテラシーの向上、情報セキュリティ対策に関する周知啓発、電気通信サービス利用に関する消費者保護、通信・放送設備の安全性・信頼性の向上、良好な電波利用環境の確保などに取り組んでまいります。
こうした取り組みを通じ、東北地域の発展と豊かで活力ある暮らしを実現していくことを目指して、東北総合通信局職員一丸となって今後とも全力で取り組んでいく所存ですので、引き続き地域の皆様のご支援、ご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
東北総合通信局長 奥 英之
