岩手県宮古市のコミュニティ放送局「みやこハーバーラジオ」が開局

　岩手県宮古市の一部を放送対象地域としたコミュニティ放送局「みやこハーバーラジオ」が8月26日に開局し、9月9日（月）、宮古市の浄土ヶ浜パークホテルにおいて開局記念式典・祝賀会が開催されました。

　「みやこハーバーラジオ」は、東日本大震災を機に宮古市が臨時災害放送局として開局した「みやこさいがいエフエム」が前身で、このほど宮古市が総務省の「ICT地域のきずな再生・強化事業」を活用し、公設民営の形で開局したコミュニティ放送局です。

　開局式には、宮古エフエム放送株式会社の及川育男社長、山本正徳市長、奥英之東北総合通信局長らが参列し、コミュニティ放送局の開局を祝いました。

　及川社長は、「市民のラジオ局として、生活に密着した情報、防災情報、災害時の情報伝達などを提供可能な放送局として関係者一丸となって努力していきたい。」と抱負を述べられました。

　山本宮古市長は、「コミュニティFMへの移行により、生活情報や行政情報がより一層広い範囲に発信でき、地域の復興を進める力になるものとして期待しています。」と祝辞を述べられました。

　同局は、災害発生時には災害局として運営することができるための協定も締結しており、いざというときの防災情報、災害時の情報伝達手段としてもその役割が期待されています。