平成25年10月4日
福島県新地町は、9月18日(水)、「平成25年度第3回新地町ICT活用発表会」を新地町立駒ケ嶺小学校と尚英中学校で開催しました。
新地町では、平成22年度に町内の全小学校3校が総務省「地域雇用創造ICT絆プロジェクト」に採択され、平成23年度には、尚英中学校が総務省の「フューチャースクール推進事業」及び文部科学省の「学びのイノベーション事業」の採択を受けました。
これによって、小学校3〜6学年児童分のタブレットPC、iPad、中学生全員のタブレットPC及び各教室への電子黒板、学習支援システムを導入し、授業で活用していますが、その成果を発表する場として、今回、発表会が開催されました。
公開授業では、駒ケ嶺小学校で4年生と6年生の2クラスが、尚英中学校では1〜3年生の全9クラスが発表を行い、それぞれ電子黒板、タブレットPCを活用していました。
テレビ会議システムを活用するクラスでは、アラスカで暮らす人と交流し、コミュニケーション能力を育てる授業が行われていました。
公開授業終了後には、全体会が開催され、総務省東北総合通信局の奥英之局長が「新地町のように町全体でICTを活用した教育情報化の取組を進めていることは先進的であり、今後の取組も期待する。」と挨拶されました。
タブレットPCを活用した中学校での授業
テレビ会議システムを活用し、
アラスカに暮らす人と交流する小学生
続いて、「学びの質を高めるICT活用」をテーマにパネルディッカッションが行われました。
このパネルディッカッションでは、目白大学原克彦教授をコーディネーターに教育委員会、各学校代表の先生をパネリストとして、各学校の取組状況や課題等について議論を行いました。
発表会には、遠く宮古島からの参加者も含めて約180名の参加があり、今後ICTを活用した教育に取り組もうとする先生方の意欲が窺えました。
全体会で挨拶する奥東北総合通信局長
連絡先
東北総合通信局
情報通信部 情報通信振興課
TEL 022-221-0708