平成18年版 情報通信白書

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第1章 ユビキタスエコノミー

4 ネットワークコミュニティの影響力

 消費者発信メディアの台頭は、例えば「口コミサイト」や「カリスマ消費者」の登場に見られるように、社会における消費者の意見や評価の影響力を高めることに貢献しており、消費者主権の向上にもつながるものと考えられる。
 また、消費者発信型メディアは、ジャーナリズムとしての機能も果たしている。ブログは新しい市民ジャーナリズムを実現するツールとなりつつあり、外国で大手メディアとブログが報道合戦を繰り広げた事例や「ブログはジャーナリズムなのか?」という論議も盛んになっている8
 さらに、ウェブ上の個人の情報発信を地域等の従来からあるコミュニティにおいても活用する動きが見られる。例えば、地方公共団体において、SNS等を活用することで、市民の意見を行政に取り込んだり、安全なまちづくりを推進したりしている事例が見られる。


8  服部(2006)

 第5節 消費者発信型メディアの台頭

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