福津市における下水道処理施設建設工事からの騒音・振動等による財産被害等責任裁定申請事件（平成24年（セ）第8号事件）

　平成24年9月20日、福岡県志免町の住民1人から、福津市及び地方共同法人日本下水道事業団を相手方（被申請人）として責任裁定を求める申請がありました。
　申請の内容は以下のとおりです。申請人は、被申請人らの行った下水道処理施設建設工事から発生する騒音、振動等により、隣接する申請人の借り店舗の事業の売上げが減少する損害を受けたほか、血圧の上昇、動悸等の健康被害を受けたとして、被申請人らに対し、損害賠償金合計1,140万円の支払を求めるものです。

　公害等調整委員会は、本申請受付後、直ちに裁定委員会を設け、2回の現地審問期日を開催するとともに、申請人本人尋問を実施するなど手続を進めた結果、平成25年12月3日、本件申請を棄却するとの裁定を行い、本事件は終結しました。

裁定書のPDFはこちらからご覧いただけます。


文中の固有名詞などには、「A」「a」等の記号に置き換えているものがあります。