公害関係のトピックを中心とした、国地方双方向型の機関誌である「ちょうせい」を年4回作成しています。この機関誌は、係属した公害紛争事件、公害紛争処理業務に関連する制度や施策の情報等の相互提供などを通じ、公害紛争処理関係業務に携わる職員間における知見及び情報の共有や意識の向上を図っています。
公害等調整委員会設置法(昭和47年法律第52号)第17条の規定に基づき、公害等調整委員会の所掌事務の処理状況について報告するものです。
公害等調整委員会では、毎年度、全国の地方公共団体の「公害苦情相談窓口」に住民の方から寄せられた公害苦情の実態を把握しており、この相談窓口で扱われた公害苦情の受付及び処理状況について、公害苦情調査結果報告書として取りまとめています。
石綿(アスベスト)の用途や毒性評価等科学的知見や諸外国の対応状況を含む基礎的な知見とともに、現行の石綿をめぐる紛争事例や裁判例、石綿による健康被害補償のための制度の概要を調査し、取りまとめました。(平成19年1月29日公表)
いわゆる化学物質過敏症の病態・治療法等の知見、対策や取組の現状、新聞報道事例や訴訟事例などの情報を集約・整理するとともに、有識者において、この問題が民事責任論、とりわけ民事過失の理論及び因果関係の理論にどのような影響を及ぼし、責任の判断構造の展開をもたらすのかを考察していただいた結果を取りまとめました。(平成20年1月)