葛飾区における解体工事に伴う騒音・振動・悪臭による健康被害責任裁定申請事件(公調委令和6年(セ)第9号事件)
事件の概要
令和6年6月20日、東京都葛飾区の住民3人(申請人)から、建物解体会社を相手方(被申請人)として責任裁定を求める申請がありました。
申請の内容は以下のとおりです。被申請人が行った申請人ら宅の至近距離にある家屋の解体工事により、申請人らは、睡眠ができないほどの騒音、物が落下する程度の振動及び建材等のものと思われる悪臭の被害を受け、また、疾病療養が妨害されるだけでなく、血圧の上昇、動悸(き)、睡眠不足等の受忍限度を超える被害及び精神的苦痛を受けたとして、被申請人に対し、慰謝料として損害賠償金合計90万円の支払を求めたものです。
事件の処理経過
公害等調整委員会は、本申請受付後、直ちに裁定委員会を設け、1回の審問期日を開催するなど、手続を進めた結果、令和7年2月18日、本件申請を棄却するとの裁定を行い、本事件は終結しました。
裁定書
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