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神戸市における鉄道からの振動・騒音による財産被害等責任裁定申請事件(令和2年(セ)第3号事件)

事件の概要

 令和2年3月24日、兵庫県神戸市の住民2人から、鉄道会社を相手方(被申請人)として責任裁定を求める申請がありました。
 申請の内容は以下のとおりです。申請人らは、被申請人が運行する特急等電車が通過するたびに振動及び騒音に暴露され、静穏の破壊、ストレス、安眠妨害等の精神的肉体的被害を受けており、また、振動・騒音により土地の価値が大幅に下落したとして、被申請人に対し、損害賠償金合計700万円等の支払を求めたものです。

事件の処理経過

 公害等調整委員会は、本申請受付後、直ちに裁定委員会を設け、1回の審問期日を開催するとともに、被申請人が運行する特急等電車の振動等と申請人らに生じたストレス、安眠妨害等の精神的肉体的被害との因果関係に関する専門的事項を調査するために必要な専門委員1人を選任したほか、委託調査、事務局及び専門委員による現地調査等を実施するなど、手続を進めた結果、令和4年2月15日、本件申請を棄却するとの裁定を行い、本事件は終結しました。
 なお、裁定書の概要は、次のとおりです。

裁定書

 裁定書のPDFはこちらからご覧いただけます。PDF[PDF 320KB]
 文中の固有名詞などには、「A」「a」等の記号に置き換えているものがあります。

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