総務省トップ > 組織案内 > 外局等 > 公害等調整委員会 > 和歌山県白浜町における給油所からの土壌汚染被害等責任裁定申請事件(令和元年(セ)第1号事件)

和歌山県白浜町における給油所からの土壌汚染被害等責任裁定申請事件(令和元年(セ)第1号事件)

事件の概要

 令和元年5月8日、和歌山県白浜町で給油所を営む個人から、当該施設を所有するバス会社を相手方(被申請人)として責任裁定を求める申請がありました。
 申請の内容は以下のとおりです。被申請人と合併した会社が起こした給油所の地下タンクからのガソリン漏えい事故の処理が不十分だったため、残留油分と土壌汚染対策法(平成14年法律第53号)の特定有害物質が現在も地下に残存しており、緊急を要するために実施したコールタール回収及び汚染土壌処理、地下タンク再塗装の費用、休業補償費、精神的苦痛への慰謝料等として、被申請人に対し、損害賠償金2082万8973円の支払を求めたものです。

事件の処理経過

 公害等調整委員会は、本申請受付後、和歌山県知事に対して責任裁定申請の受理について意見照会を行い、受理について特段の支障はないとの回答を受けたので、直ちに裁定委員会を設け、手続を進めましたが、令和2年11月4日、申請人から申請を取り下げる旨の申出があり、本事件は終結しました。

ページトップへ戻る