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大保ダム関係地域(沖縄県)の指定請求事件

請求の概要

 平成21年7月21日に、国土交通大臣から、沖縄県国頭郡大宜味村字田港地内の大保川水系大保川に建設中の大保ダム及び貯水池並びにそれらの周辺地域内において鉱物の掘採が行われるならば、施設の損壊、貯水池の埋没、漏水、水質汚濁等ダム、貯水池等の保全に支障を与えるおそれがあるため、鉱業法第3条に規定する鉱物全部について同地域の451.86ヘクタールの地域を鉱区禁止地域に指定するよう請求があった。

手続の概要

 公害等調整委員会は、平成21年9月3日に指定請求の公示を行い、9月8日に経済産業大臣に対して意見照会を、沖縄県知事に対して現況照会を行った。
 また、専門家、公害等調整委員会の担当委員等による現地調査を実施するとともに、平成22年7月7日に同専門家を含めた公述人等から意見を聴取するため公聴会を開催した。

指定

 公害等調整委員会は、第1064回委員会議(平成22年9月13日)において、指定鉱物の範囲については、鉱業法第3条に規定する鉱物全部を対象とし、地域指定の範囲については、請求地域において小規模でも鉱物の掘採が行われるならば、施設の損壊、貯水池の埋没、漏水及び水質の汚濁等の原因となり、ダム、貯水池等の保全に支障を及ぼすおそれがあると認められることから、請求どおり、451.86ヘクタールの地域を鉱区禁止地域に指定することを決定し、 平成22年10月6日官報PDFで告示した。

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