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幅広い世代を対象としたICT活用のためのリテラシー向上推進事業

 総務省は、これからのデジタル社会において求められるリテラシーの在り方や当該リテラシーを向上するための推進方策について検討するため、「ICT活用のためのリテラシー向上に関する検討会」を開催し、令和5年6月に「ICT活用のためのリテラシー向上に関するロードマップ」の公表を行いました。

 また、当該ロードマップは最新の技術動向や社会情勢を踏まえて、必要な見直しを行っていくことが重要と示されているところ、令和6年3月にロードマップ概要の見直しを実施しました。

 総務省では、当該ロードマップを踏まえ、幅広い世代を対象とした新たなICTリテラシー向上推進のための施策を実施しています。

 

令和6年3月に見直しを実施した、ICT活用のためのリテラシー向上に関するロードマップ概要です。令和5年度の取組事項や、令和6年度以降の取組事項について記載しています。

(参考)

令和5年度取組事項

●リテラシー全体像の整理確認項目

これからのデジタル社会において身に付けるべき能力について、5つの能力領域を整理しました。5つの能力領域は、取得管理、安全確保、他者・社会とのコラボ、作成編集、活用、です。

 「これからのデジタル社会において身に付けるべき能力」について、海外のICTリテラシー関連事例の調査(※)を行い、ロードマップで示された案を元に、身に付けるべき5つの能力領域及び22個の能力を整理、その能力の到達レベル及び到達レベルを測る確認項目を作成しました。
 到達レベルを測る確認項目の形式は、(1)精緻に測定可能なテスト形式(約80問)、(2)簡易テスト形式(約20問)の2パターンを作成しています。

<利用の用途>
到達レベルを測る確認項目は、各自の理解度把握等にお使いください。
なお、「自律的にICTを活用できるレベル」をレベル3と位置づけています。

(※)「ICT活用のためのリテラシー向上に関するロードマップ」(令和5年6月公開)抜粋PDF

●各世代に共通する課題
 幅広い世代に共通するICT活用に当たっての課題に対応した動画教材や対応力チェックテスト等を作成し、総務省特設Webサイトに公開しました。同サイトでは、プラットフォーム事業者等の関係者が作成したリテラシー向上教材等も掲載し、一覧化しています。
  • ネット&SNS よりよくつかって 未来をつくろう〜ICT活用リテラシー向上プロジェクト〜
    https://www.ict-mirai.jp/別ウィンドウで開きます
●AIの活用におけるリテラシーの整理
 生成AIを使用する際に利用者にとって生じ得る課題の整理や当該課題解決のために利用者にとって必要となるリテラシー能力の整理等調査を実施、その調査結果を踏まえ生成AIに係るリテラシーを身に付けるための導入コンテンツを作成・公開しました。
●幅広い世代を対象としたリテラシー向上に資するプラットフォームサービス等の特徴分析及びリーチ手法の検証
 各プラットフォーム事業者等の関係者が有するプラットフォームサービスの特徴分析を行い、各年齢層の特徴を踏まえた上で、教材の効率的な届け方について検討しました。加えて、実際にプラットフォームサービス等を活用したリーチ手法に関する検証を行い、その特徴等を定量的に評価し、今後の教材展開に重要となる要素の抽出を実施しました。  
●デジタル・シティズンシップの考え方を踏まえたICTリテラシーの向上に関する調査研究
 全世代のデジタル機器の活用やインターネットの利用が日常的となっている現代において、ICTを活用しつつ、主体的かつ双方向的な方法により、オンラインサービスの特性やそこでの振る舞い方を学ぶことが不可欠となっています。この点、海外では、自分たちの意思で自律的にデジタル社会と関わっていくという「デジタル・シティズンシップ」の考え方を踏まえたリテラシー向上の取組が進んでおり、我が国においても同様の方法でリテラシーを習得していくことが求められています。以上の背景を踏まえ、デジタル・シティズンシップの考え方を踏まえたリテラシー向上に関する調査研究を実施しました。

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