総務省では、販売されている無線設備を市場から購入し、その電波の強さの測定を行う取組(無線設備試買テスト)を毎年度実施しています。
今般、令和元年度における実施結果概要及び結果を踏まえた取組について取りまとめましたので、お知らせします。
1 取組の概要
発射する電波が、電波法に定める「著しく微弱」の基準を満たさない無線設備が市場に流通し、他の無線局に混信その他の妨害を与える事例が発生しています。
このため、総務省では販売されている無線設備を市場から購入し、その電波の強さが当該基準に適合しているかどうかの測定を行い、その結果、当該基準を超えることが明らかな無線設備の情報を公表する等の取組を毎年実施しています。
本取組は、一般消費者が基準に合致しない無線設備を購入・使用して電波法違反(無線局の不法開設)となることや他の無線局に混信その他の妨害を与えることを未然に防止することを目的としています。
今般、令和元年度における無線設備試買テストの実施結果及び結果を踏まえた取組について取りまとめましたのでお知らせいたします。
2 令和元年度無線設備試買テストの結果概要
市場から購入した149機種298台(1機種につき2台)を対象に測定等を行いました。結果は
別紙
のとおりです。
3 製造業者等への要請等
測定の結果、1機種につき2台とも「著しく微弱」の範囲を超えた無線設備の製造業者、販売業者又は輸入業者に対して、混信その他妨害を防止するための措置について要請を行っています。具体的には、管轄の総合通信局等から関係事業者に対して、電波法に定める技術基準に適合しない無線設備を製造、輸入又は販売をしないことを求めています。要請の結果、3月末時点において88%の店舗が当該機器の販売を終了しております。
4 今後の予定