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報道資料

平成27年11月11日
総務省

平成26年度の字幕放送等の実績

 総務省は、テレビジョン放送による視聴覚障害者や高齢者に配慮した字幕放送等の普及促進に取り組んでいます。その一環として、平成26年度の字幕放送、解説放送及び手話放送の実績を取りまとめましたので公表します。

平成26年度における字幕放送等の実績の概要は、以下のとおりです。(注1)(注2)

  • (注1) マルチ編成を行っている場合には、放送時間は、チャンネルごとの放送時間を合計したもの。
  • (注2) 各放送事業者における個別の実績については、別表2〜4参照。

(テキスト版はこちらWORD

【字幕放送】
  「視聴覚障害者向け放送普及行政の指針」の普及目標となる放送番組における字幕番組の割合(注3) 総放送時間に占める字幕放送時間の割合
NHK(総合) 86.9% [+2.1ポイント] 75.9% [+3.6ポイント]
NHK(教育) 71.5% [+8.3ポイント] 62.7% [+8.2ポイント]
在京キー5局(注4) 98.0% [+2.5ポイント] 57.5% [+5.2ポイント]
在阪準キー4局(注5) 96.6% [+2.5ポイント] 52.5% [+5.0ポイント]
在名広域4局(注6) 92.8% [+3.6ポイント] 48.7% [+4.3ポイント]
全国の系列ローカル局
(在阪準キー4局及び在名広域4局を除く101社)
74.0% [+4.6ポイント] 42.9% [+4.8ポイント]
上記以外のローカル局(13社) 16.8% [−] 7.8% [−]
※ [  ]は対前年度比
  • (注3) 2週間のサンプル週(平成26年5月26日(月)〜6月1日(日)及び12月1日(月)〜12月7日(日))における調査。

     普及目標の対象となる放送番組とは、7時から24時までの間に放送される番組のうち、次に掲げる放送番組を除く全ての放送番組をいう。

  • 技術的に字幕を付すことができない放送番組(例 現在のところ、複数人が同時に会話を行う生放送番組)
  • 外国語の番組
  • 大部分が器楽演奏の音楽番組
  • 権利処理上の理由等により字幕を付すことができない放送番組
  • (注4) 在京キー5局:日本テレビ放送網(株)、(株)TBSテレビ、(株)テレビ朝日、(株)フジテレビジョン、(株)テレビ東京
  • (注5) 在阪準キー4局:(株)毎日放送、朝日放送(株)、讀賣テレビ放送(株)、関西テレビ放送(株)
  • (注6) 在名広域4局:(株)CBCテレビ、東海テレビ放送(株)、名古屋テレビ放送(株)、中京テレビ放送(株)
【解説放送】
  「視聴覚障害者向け放送普及行政の指針」の普及目標となる放送番組における解説番組の割合(注7) 総放送時間に占める解説放送時間の割合
NHK(総合) 10.4% [+0.6ポイント] 10.0% [+1.1ポイント]
NHK(教育) 15.3% [+1.7ポイント] 13.7% [+1.7ポイント]
在京キー5局 6.1% [+0.7ポイント] 2.3% [+0.3ポイント]
在阪準キー4局 6.2% [+0.7ポイント] 2.3% [+0.3ポイント]
在名広域4局 5.2% [+0.5ポイント] 1.9% [+0.2ポイント]
全国の系列ローカル局
(在阪準キー4局及び在名広域4局を除く101社)
4.3% [+1.0ポイント] 2.0% [+0.4ポイント]
上記以外のローカル局(13社) 0.3% [−] 0.1% [−]
※ [  ]は対前年度比
  • (注7) 普及目標の対象となる放送番組とは、7時から24時までの間に放送される番組のうち、権利処理上の理由等により解説を付すことができない放送番組を除くすべての放送番組としている。

     なお「権利処理上の理由等により解説を付すことができない放送番組」とは次に掲げる放送番組である。

  • 権利処理上の理由により解説を付すことができない放送番組
  • 2か国語放送や副音声など2以上の音声を使用している放送番組
  • 5.1chサラウンド放送番組
  • 主音声に付与する隙間のない放送番組
【手話放送】
  総放送時間に占める手話放送時間の割合
NHK(総合) 0.2% [±0.0ポイント]
NHK(教育) 2.6% [+0.1ポイント]
在京キー5局 0.1% [±0.0ポイント]
在阪準キー4局 0.1% [±0.0ポイント]
在名広域4局 0.1% [±0.0ポイント]
全国の系列ローカル局
(在阪準キー4局及び在名広域4局を除く101社)
0.1% [±0.0ポイント]
上記以外のローカル局(13社) 0.5% [−]
※ [  ]は対前年度比

【災害等緊急時放送への字幕付与等の取組】

  • ○生放送への字幕の拡充
    • 地域放送局への音声自動認識装置の配備の拡大<NHK>
    • リアルタイム字幕専門スタッフの拡充による災害時字幕放送体制の整備<民放キー局、一部の広域局>
    • ローカルニュース番組へのテイク方式(注8)の字幕付与を開始<一部の広域局>

    (注8) あらかじめ放送の原稿から字幕データを作成しておき、放送の音声のタイミングに合わせて字幕を送出する方式。

  • ○手話放送の拡充
    • 台風、大雨等の情報について、「特設手話ニュース」の継続<NHK>
  • ○その他の災害情報の拡充
    • 速報文字スーパー、L字・逆L字画面、データ放送等の活用等の継続<NHK、民放局>
    • 「Lアラート(災害情報共有システム)」を活用し、データ放送で避難情報や防災情報をリアルタイムで発信<一部の民放局>
    • 災害報道時のL字スーパーの内容や地震・津波の速報について、データ放送でもほぼ同時に表示されるシステムの導入拡大<一部の民放局>

【添付資料】

〈関係報道資料〉

平成25年度の字幕放送等の実績(平成26年10月8日報道発表)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu09_02000106.html
連絡先
情報流通行政局 地上放送課
 担当:石原課長補佐、竹村主査、加藤官
 電話:03-5253-5792(直通)
 FAX:03-5253-5794

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