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「ワイヤレスIoTセミナー」を開催

2020年に向けた無線通信の技術開発と利用動向

  中国総合通信局(局長:菊池 昌克)は、 中国情報通信懇談会との共催により、平成28年11月21日(月)、広島市において、広島市、中国経済連合会、広島商工会議所及び中国電子タグ利活用研究会の後援で、 電波の利活用による地域活性化を目的として「ワイヤレスIoTセミナー」を開催し、自治体、各種事業者、大学等から112名の参加がありました。
  最初に、『IoT時代に向けた移動通信政策の動向』と題して、総務省 総合通信基盤局電波部移動通信課 杉野課長から、無線システムの利用の変遷、IoTの機器及び通信量の増大、2020年の5G実現に向けた国際標準化の動向、ドローンをはじめとしたロボットの電波利用の高度化及び走る車から「Connected Car(つながるクルマへ)」等、総務省の取組について説明があり、近未来にICTを利用して、より便利になる生活のイメージが膨らみました。
  次に、『NICTにおけるWi-SUN多様化のための取組み』と題して、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT) ワイヤレスネットワーク総合研究センター ワイヤレスシステム研究室 室長 児島 史秀 氏から、近年注目を集めるIoT/M2M等の多様な無線システムに寄与しているWi-SUNの社会展開に関するNICTの研究開発や標準化に向けた取組、乾電池で10年以上動作可能な省電力無線機の電気・ガス等の各種メータや、農業・漁業センサーへの活用などについてお話がありました。
  最後に、『センサーネットワークによる安心安全な街づくり』と題して、国立大学法人信州大学 総合情報センター長 不破 泰 氏から、2002年からICTの活用による災害に耐え得る通信インフラや簡単に設置と情報収集ができるセンサーネットワークなどを開発したこと、また、長野県塩尻市において構築した地域見守りシステムや土砂災害監視システムなどが地域住民の安心安全な街づくりに役立っていることや、これまでの取組、課題についてお話いただきました。
  講演終了後の情報交換会には、約20名が参加して講師や参加者間での意見交換が和やかに行われました。
  中国総合通信局では、地域の課題解決に向けて、今後も管内各地で新たな電波利用の事例や技術の紹介等を通じ、電波利用の普及促進に取り組んでまいります。

<講演資料>

PDF版はこちらPDF【393KB】

主催者挨拶 中国情報通信懇談会
電波利用促進部会長 齋 礼

主催者挨拶 中国総合通信局
局長 菊池 昌克

  基調講演 総務省総合通信基盤局
電波部移動通信課長
杉野 勲

講演(1) 国立研究開発法人情報通信研究機構
ワイヤレスネットワーク総合研究センター
ワイヤレスシステム研究室
室長 児島 史秀 氏

    講演(2) 国立大学法人信州大学
総合情報センター長
教授 不破 泰 氏 
連絡先
  無線通信部 企画調整課/電話:(082)222−3355

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