「総合的な学習」に当局職員を講師派遣
− 南極観測隊の活動と情報通信の役割を講演 −
平成23年2月21日up
北海道総合通信局では、平成23年1月21日、札幌市立陵北中学校(札幌市西区)の3年生の授業・「総合的な学習」の一環として、南極観測隊の活動及びこれを支える情報通信の役割について、講演を行いました。
当日は、同校体育館に3年生約170名が集まり、平成18年第48次南極観測隊に参加した当局職員が、南極地域の自然環境や動物の生態など、南極・昭和基地周辺等で撮影した豊富な写真を活用して、極寒の地での観測隊の活動を伝えました。
特に、観測隊が使用する無線やインターネットは、過酷な条件の南極では安心、安全に観測活動を行うために不可欠なものであり、観測拠点となる昭和基地と観測隊員との間で混信妨害のない無線通信網を維持することや「無線利用のルール」を守ることが大変重要であること等を話しました。
講演後、生徒からは、南極での写真撮影方法(テクニック)に関する質問があり、講師から「気温がマイナス40度以下となることもある南極では、カメラや無線機などで使用する電池は、通常よりも消耗が早いため、カイロなどで常に保温する工夫が必要となる。」旨を紹介したところ、生徒だけでなく、同席した先生方からも驚きの声が上がりました。
北海道総合通信局では、無線利用のルールだけでなく、情報通信技術の健全な利活用の普及、発展に資する講演会等の講師依頼には、今後とも、業務に支障のない範囲で、対応させて頂くこととしています。講師派遣の日時、内容等条件の詳細については、主催者と個別に相談、調整させて頂きますので、ご遠慮なく当局までお問い合わせ下さい。
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12月下旬、昭和基地へ到着

コウテイペンギンだ!

通信は命綱。観測に出かけた隊員たちとの連絡に無線は不可欠。

インテルサット衛星用設備
1Mbit/sの常時接続で、
日本との観測データ・
電話・電子メール・
TV会議などの伝送に使用
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