消防救急無線のデジタル化は、平成28年5月31日まで。
− 砂川市で「消防救急無線デジタル化に伴うセミナー」開催 −
平成23年7月14日up
去る6月29日、砂川地区広域消防組合消防本部 (砂川市)において「消防救急無線デジタル化に 伴うセミナー」が開催されました。
このセミナーは、平成28年5月31日を期限とする消防救急無線のデジタル移行を踏まえ、その無線設備の説明、電波法令に基づく考え方の再認識及びデジタルの基礎知識の習得等を目的として「NPO法人防災通信研究会」が開催し(協力:砂川地区広域消防組合、滝川地区消防事務組合)、空知、留萌、上川管内の15消防機関の職員の方々約70名が参加されました。
まず、主催者代表である谷 吉生理事長(北海学園大学名誉教授)から「神戸震災に検証する耐震構造」と題した講演があり、その後、当局陸上課の吉田電波検査官から「消防・救急デジタル無線の免許手続きに関する留意事項」として、デジタル化に着手する際のサービスエリアの考え方、審査基準の改正等について情報提供を行いました。
とくに、消防機関からお借りした机上シミュレーション結果を使った説明で電波の特性についての理解を求め、今後のデジタル化に向けた一層の連携を要請してきました。
また、「デジタル化」とはどういうものかをさらに深く理解していただくため、北海道大学情報研究科 宮永喜一教授による「デジタル無線の基礎」についての講義や各メーカーからの消防救急用無線機やアンテナの実機紹介、機能説明などもあり、消防救急無線のデジタル化にあたって、有意義なセミナーでした。

セミナー会場風景

「消防救急無線のデジタル化にあたって」説明する
北海道総合通信局陸上課 吉田電波検査官

「デジタル化の基礎」について講義される
北海道大学情報研究科の宮永教授(工学博士)
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