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「必見!これがデジタル授業だ」北海道の小中学校でのICT利活用

準備、実践、効果、課題<北海道ICTサマーセミナー開催>  

平成24年8月13日up

  行政、災害対策、医療、そして教育分野におけるICTの利活用が進んでいます。

  北海道総合通信局と北海道テレコム懇談会では、市町村のICT担当者の方々等を対象に、8月2日(木曜日)「北海道ICTサマーセミナー」と題し、ICTを利活用した教育の専門家として北海道で先導的に授業実践をしている二人をお招きして、授業を実践してしていただきました。

  はじめに、千歳科学技術大学グローバルシステムデザイン学科教授キャリアセンター長 小松川 浩 氏より、これまで同大学と千歳市内の学校が連携して行ってきたICTを利活用した教育に不可欠なコンテンツの作成、システムの構築、サービスの提供について、説明していただきました。
  千歳科学技術大学では、既に10年前から教育用デジタルコンテンツの作成を、地域の教員や学生と共同で開発・検証しており、現在では道内の40の高校と連携しているほか、地域の教員のスキルアップなど、デジタル授業の普及、発展に貢献されています。
  生徒たちが興味を持てるようなコンテンツを用いたICTを利活用した教育により、生徒の学習意欲の向上や「学校」と「家庭」における学習内容の情報共有が可能となること、北海道のような過疎の地域が広く分散している場合においても、都市部と同じコンテンツを活用することで、理解度の向上、学力格差の是正、学力の底上げなどの成果が期待されています。

  つづいて千歳市立勇舞中学校 教諭 大西 智彦 氏により、参加者を生徒、会場を教室に見立てたデジタル授業が行われました。コンテンツ(教材)は大西教諭も開発に加わって作成されたものです。イラストをメインにしたコンテンツを電子黒板表示させ、心臓の構造や血液の流れの仕組みについて分かりやすく教えていただき、その後鶏の心臓(ハツ、実物)を使って参加者全員が構造を観察しました。
  授業の最後に電子黒板に使ったコンテンツと同じイラストをタブレット端末に表示し、学習結果テストが行われました。
  このコンテンツを使った授業の内容は自宅のパソコンを使って復習することも可能です。

  デジタルコンテンツは、小学校から高校教育まで開発・改訂が続けられており、北海道発のICTの利活用によるデジタル教育の発展が期待されます。

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    千歳科学技術大学 小松川 浩 氏が
    道内の取組を説明
 

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    千歳市立勇舞中学校
    大西先生によるデジタル授業
 

タブレットを使用した、テスト模様画像

    タブレットを使用した、テスト模様
 

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